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1995 Fiscal Year Annual Research Report

コンピュータによる個性化に対応した衣服パターンの設計システムの開発

Research Project

Project/Area Number 07680016
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionMie University

Principal Investigator

増田 智恵  三重大学, 教育学部, 助教授 (60132437)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 今岡 春樹  奈良女子大学, 生活環境学部, 助教授 (00223321)
宇田 紀之  三重大学, 工学部, 助手 (30232838)
Keywords胴部体表面形状のモデル化 / ガウスの曲率による曲面把握 / 密着衣服原型の構造 / 体表曲面形状の色表示
Research Abstract

1.成人女子の胴部石膏体の3次元計測からモデル化と表示:成人女子110名の右胴部体表面の230の基準点を3次元デジタイザで計測して,右胴部体表面形状のモデル化を行った。個々の胴部形状を,任意の方向から自由に表示して観察可能にした。
2.胴部体表面のガウスの曲率による把握とその曲面形状の色表示:胴部体表面を三角形に分割して,一点に集中するガウスの曲率と測地的曲率を算出した。胴部を多面体とするとその点と面と辺の間にはオイラーの公式が成立し,ガウスの曲率と測地的曲率の合計は-4πの一定値で,胴部内部のガウスの曲率はネックラインなどの外の測地的曲率に反映していた。曲率を画像上に色表示をして,体表面形状が鞍状(ガウスの曲率が負)や球面(ガウスの曲率が正)であることを視覚的に捉え,従来"長さ"では把握できなかった立体体表面の曲率の特徴を捉えた。
3.立体裁断による石膏体の密着衣服原型の作成と構造の把握:110の石膏体に立体裁断をして,密着衣服原型を作成した。密着衣服原型の特徴を体表面と密着衣服原型の対応する基準線の長さで比較した。密着衣服原型は,ガウスの曲率が負の値を示す鞍状の体表面に対して,凹形状の体表面を覆うときはその基準線にマイナスの値の空隙寸法を入れて人体寸法より短くし,凸形状の体表面を覆うときはその基準線にプラスの値の空隙寸法を入れて人体寸法より長くすることで,体表曲面とは異なる被覆平面を構成した。また,ガウスの曲率が正で凸形状の大きな球面の体表面に対してはダ-ツが必要であった。体表曲面形状を示すガウスの曲率に対応した密着衣服原型の構造の特徴が,その基準線上の空隙寸法の特徴から把握できた。したがって,体表面のガウスの曲率を基に,体表面の3次元座標から立体裁断的密着衣服原型を自動的に作成するための示唆が得られた。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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