1995 Fiscal Year Annual Research Report
日本の大学の教室における学習上の困難点を克服するための外国のEFL方法論の適用
Project/Area Number |
07680252
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
WILLIAM Plain 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 教授 (40229133)
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Keywords | ペア-グループティーチング / 英語教育 / 新しい教授法 / コミュニカティブラ-ニング / グループの活用 |
Research Abstract |
本研究の目的は日本の大学の教室に必要な諸条件を満足するために、現代のヨーロッパと国際的な教授法を適用することである。本研究は3年間で終了する予定であり、研究初年度となる本年度の研究は予定通りに終了した。 [総括的な成果]本年度の研究は教室内の相互作用に関するティーチャーセオリー(教師のもつ理論)と生徒の学習を中心に考察した。また、日本の教師、生徒の要求を満足するように特別にデザインされる教授法を検討した。 [具体的な成果]日本の外国語授業におけるコミュニケーションの理論と実践についての知識を深めた。また、関連領域の文献や教師との情報交換を通して、教室経営に関するインターナショナルなアプローチ、日本のアプローチの両者について考察した。また、コミュニカティヴな活動を日本の大学の教室で実践するために必要な諸条件を満足する新しい教授法を検討する基礎的な研究を行った。ペア-グループティーチングと呼ぶ教授法についても検証した。具体的には、熟練教師の相互カウンセリングを5カ月に渡り研究し、新しい教授法を開発するために反省的な教師の能力の伸長の効果も示したが、その成果はJALT95(名古屋)、JALT東京支部大会会議資料に発表した。大学の教授法についてはインタビューと現行カリキュラムの分析を通して考察し、次年度も引き続き研究する。また、熟練教師との討論、情報交換を通して日本の学校と大学の生徒が真に必要としていることがらを分析した。海外研究者との交流、ヨーロッパでの研修を通して意識理論(awareness theory)と反省的な教師能力伸長を比較研究した。 本年度の計画は予定通りに行われ、次年度以降に予定している新しい教授法の実際の教室での適用に向けての基礎的な研究を首尾良く終了することができた。
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