1996 Fiscal Year Annual Research Report
日本の大学の教室における学習上の困難点を克服するための外国のEFL方法論の適用
Project/Area Number |
07680252
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
W. Plain 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 教授 (40229133)
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Keywords | 英語教育 / クラス運営 / グループ学習 |
Research Abstract |
[総括]平成7年度に開始した調査で研究してきた、授業中に学習とコミュニケーションを最も効果的に行う理論的なモデルの成果を、平成8年度にクラスで応用した。試行した方法論は、学習の成果を観察しながら、より適切な効果を得られるように、変更や調整を行いながら、実行している。 [結果の事例] ・各々の学生がコミュニケーション行動や学習の発表にあてる時間を増やすことで、大人数のクラスを教える方法論が発展し、試みられた。 ・日本人教師が、各学類ごとに異なる出版テキストを利用することについても考慮した。 ・永続的に小さなグループに参加している学生たちの態度を観察し、彼らが互いに与え合う影響の効果が最大になるように、教師は干渉した。 ・グループ学習に対する各々の学生の態度を観察し、クラス運営の鍵と見なされる要素を修正した。 ・教師志願者が、教師であることと生徒であることに自覚的であるようなコースでの相互作用によって、理論的な成果が深まった。 ・教材の内容は、学生の創造的な能力を拡げるように開発した。学生同士の影響関係の性質を観察し、一年以上にわたって教材に対する態度を明らかにした。 ・コンピューターを利用したリサーチ・アシスタントによって、学生参加の鍵となる要素をコントロールしながら提供し、記録するための、適当なモジュールが発展した。 ・現在確立されつつある初段階は、オーストラリアの大学での研究成果と結びついており、この研究の成果は海外の大学の最新の成果と比較される。 [結論]研究計画は、独自の方式に従って開始し、平成8年度における到達予定は順調に完了した。
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