1997 Fiscal Year Annual Research Report
日本の大学の教室における学習上の困難点を克服するための外国のEFL方法論の適用
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07680252
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
PLAIN William 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 教授 (40229133)
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Keywords | ペア-グループティーチング / 英語教育 / 新しい教授法 / コミュニカティブラ-ニング / グループの活用 / 認知 / 沈黙 / 心理的余裕 |
Research Abstract |
この研究の目的は、現行の国際的な英語教授法に、日本の大学教育が必要とする、Pair Group Teachingと呼ばれる教授法を適用することである。このプロジェクトの3年間で、理論的かつ実践的基盤を教授法に確立することは、完成しており、主要な目標は達成された。 私はこの3年の研究の中で、一国の場合と国際的な場合において、教育の実践と関連付けて理論を分析した。ある教材のタイプが日本の大学のコンテクストにおいて非常に有効であることを考察し、伝統的な日本の教育環境の中で、会話を求める授業に合うように教材を発展させ、そのような教材を授業の中で試みた。他の教師たちと協力して、Pair Group Teachingを実験し、学習と教育に対する教師の態度のパラダイム・シフトに必要なものを確認した。このようなパラダイムの発展が、今後の研究の主題である。 Pair Group Teachingは、大人数のクラスの中で恒常的なグループを媒体とした、会話を主体とした教授法である。これは読解の授業のような伝統的な教育の枠組みのなかで利用するために考察された。この方法は第一言語の習得におけるような高い学習効果をもたらす内面的な「沈黙」と「空間」の感覚を作り出すことを通じて、教師と学生に自覚した状態を引き出すことを目的としている。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] William Plain: "Learning through Silence:awareness in natural language learning" 言語文化論集. 第40号. 177-194 (1995)
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[Publications] William Plain: "The Management of Silenc:awareness in taught language" 言語文化論集. 第41号. 81-97 (1995)
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[Publications] William Plain: "Paradigms,Groups and Power:a report on Pair Group Teaching" 言語文化論集. 第45号. 85-99 (1997)