1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07680443
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
上島 紳一 関西大学, 総合情報学部, 教授 (10184920)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 一 関西大学, 文学部, 専任講師 (60268307)
森下 淳也 姫路獨協大学, 外国語学部, 助教授 (20182230)
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Keywords | 半構造化データ / 科学技術データベース / オブジェクト指向データベース / オブジェクトビュー / 段階的構造化 |
Research Abstract |
本研究では,利用者が様々な視点からオブジェクトを取り扱い,視点に応じたビューを実現するため,視点に基づく属性を実行時に生成する機構,視点を切り替えることで異なるオブジェクトの属性構造を実現する機構,及び視点と視点に依存する属性構造を収納する機構を提案した. まず,視点と視点に依存する属性を収納するため,階層構造グラフを導入した.階層構造グラフを用いて目的に応じた属性構造を持つ仮想オブジェクトの定義,及び視点間の関係の階層表現が行われた.階層構造グラフは利用者の操作に応じて生成される.その上で,視点に応じた属性構造を持つオブジェクトのビューを与える仮想オブジェクト,及び同一観点から統一的に仮想オブジェクトを取り扱うためのスコープの概念を導入した.スコープは視点階層における視点の切替操作を提供する.利用者は,階層構造グラフに基づくオブジェクトを扱うことで,対象となるオブジェクトの多様な属性構造の実現,階層的な視点間の関係の表現を実行時に行える. 次に,スコープ内の仮想オブジェクトと視点グラフからなる利用環境を想定した.この環境のもとで階層構造グラフを段階的に構築するための利用者の操作の間接的な制限,追加機能などを検討し,仮想オブジェクトへの属性付与のためのルール,グラフの精細化におけるルールを与えた.これらにより,スコープの相互独立性が保たれ,複数の利用者による協調作業が可能となる. 更に利用者の更新操作を矛盾なく階層構造グラフに表現するためのアルゴリズムを与えた.このアルゴリズムは,仮想オブジェクトへの属性付与,カテゴリーの新規生成,視点間の上位/下位の関係の切り替えなどの利用者の操作に応じて,段階的に階層構造グラフを形成する手法を提供する.手法の有効性を確認するため,電子メールをデータとしてプロトタイプシステムを作成した.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 森下淳也 上島紳一 大月一弘 杉山武司: "仮想オブジェクトを用いた未構造化データの段階的構造化手法の提案" 高度データベース松江ワークショッブ講演論文集. 2. 257-266 (1996)
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[Publications] Ueshima,S.,Hikilvira,T.: "Centroling Dynanical Behavior of Molti-Elevator System" Prcc 1996 Intervational Symposium on Ntulinear Thecry and as Applications (NOLTA96). 1. 173-176 (1996)
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[Publications] 上島紳一 森下淳也 大月一弘 杉山武司: "階層構造グラフを用いた半構造化データの段階的な構造化手法の提案" 情報処理学会研究報告. DBS-111. 9-16 (1997)
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[Publications] 森下淳也 上島紳一 大月一弘 杉山武司: "階層構造グラフにおける属性の取り扱い方に関する検討" 電子情報通信学会技術報告. DE-96. 31-36 (1997)