1996 Fiscal Year Annual Research Report
東京府(都)下における私立青年学校の教育実態に関する基礎的研究
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07801040
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Akita Keijo Junior College |
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Principal Investigator |
佐々木 尚毅 秋田桂城短期大学, 地域社会学科, 助教授 (70222007)
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| Keywords | 私立青年学校 / 東京 / 戦時統制 |
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| Research Abstract |
1.平成7年度に引き続き、東京都公文書館に所蔵されている東京府(都)下の私立青年学校の開学関係書類をはじめとする校舎設備、カリキュラム、教員履歴などの資料の蒐集を行った。
2.上記の前年度の継続作業の他に、今年度はとくに戦時統制経済発動後に急増する技術系高級軍人が校長に就任するケースについての調査を行った。具体的には、就任した現役退役軍人の「専門」と就任校の設置母体企業の職種(生産品)との関連を調査した。軍人が校長に迎えられたケースの約半数の関連を明らかにした。これについては、来年度も継続して調査を実施する。
3.東京府(都)、東京市、区町村など行政側がどのような私立青年学校設置奨励の活動を展開したかを調査した。その結果、とくに府は青年学校制度創設直後から、常用工200名以上の工場を調査し、その時点では認められていなかった「営利法人」を設置者とする私立青年学校の創設を企画した準備活動を展開するとともに、一方で、文部省へ「営利法人」を設置者として認めるよう法改正を求めるなど積極的に働きかけていたことなどを明らかにした。これについては、『東京都教育史 通史編4』(1997.3東京都立教育研究所)の「青年学校」において詳述した。
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