1996 Fiscal Year Annual Research Report
GLOBEC(地球規模海洋生態系変動)のための生物計測手法の開発
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08045050
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
青木 一郎 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40114350)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GALLAGER S. ウッズホール海洋研究所, 助教授
DAVIS C.S. ウッズホール海洋研究所, 助教授
STANTON T. ウッズホール海洋研究所, 助教授
WIEBE P.H. ウッズホール海洋研究所, 教授
木村 伸吾 東京大学, 海洋研究所, 助手 (90202043)
小松 輝久 東京大学, 海洋研究所, 助手 (60215390)
中田 英昭 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (60114584)
寺崎 誠 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20111586)
杉本 隆成 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40004428)
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| Keywords | 動物プランクトン / 海洋生態系 / 音響計測 / 画像計測 / 音響散乱モデル / 採集器 / バイオマス / 稚仔魚 |
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| Research Abstract |
1.平成8年11月21日〜12月1日(11日間)にウッズホール海洋研究所のガラガ-博士を招へいして、研究打合せを行い、また、同氏を含めて動物プランクトンの音響と光学的計測手法および生物サンプラーに関するワークショップを開催した。
この滞在時に、日本側と米国側の生物計測機器の現状と開発計画および本年度の日本側の黒潮続流・移行域、米国側のジョーンズバンクでの海洋調査結果について討議した。また、来年度の調査計画の全体的打合せも行うことが出来た。とくに音響計測手法については、東大海洋研究所で行われている2〜4周波計測とADCPを用いた計測、ウッズホール海洋研究所におけるデュアルビーム法、多周波法、散乱モデルの研究について情報交換を行い、今後解決をはかる問題点について討議した。
2.平成9年3月に東大海洋研究所から小松・木村の2名を派遣し、動物プランクトンのサンプリング、音響・光学的計測手法および画像解析によるプランクトン種の自動判別に関するウッズホール海洋研究所と次年度の共同研究の打合せを行った。
3.既存の機器と新規機器プロトタイプを用いて白鳳丸航海で伊豆海域と黒潮続流・遷移域における海洋観測を行なった。
(1)2周波音響法を用いることにより、オキアミからの反射を抽出し、体長と個体密度が推定出来る手法を明らかにした。
(2)遊泳力のある大型プランクトン、稚魚を採集する採集器具を新たに製作し、従来のプランクトンネットではとれない大型個体を採集することが出来た。
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[Publications] 宮下和士: "ツノナシオキアミの遊泳姿勢に関する研究" 水産海洋研究. 59. 235-240 (1995)
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[Publications] 青木一郎: "資源管理のための資源量把握技術の現状と問題点" 水工研技報. 15. 39-54 (1995)
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[Publications] 宮下和士: "2周波を用いた動物プランクトンの音響計測に関する研究" 日本水産学会誌. 62. 68-72 (1996)
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[Publications] Kazushi Miyashita: "A comparison of isada krill Euphausia pacifica target strength by theoretical scattering models" Fish.Sci.62. 327-328 (1996)
