• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1997 Fiscal Year Annual Research Report

海浜湿地帯における生物生産過程の研究

Research Project

Project/Area Number 08045057
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

田北 徹  長崎大学, 水産学部, 教授 (30039721)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) HO Simn Chye  マレーシア科学大学, 生物学部, 教授
MASHHOR Mans  マレーシア科学大学, 生物学部, 助教授
AHYAUDIN Ali  マレーシア科学大学, 生物学部, 助教授
石松 惇  長崎大学, 水産学部, 教授 (00184565)
夏苅 豊  長崎大学, 水産学部, 教授 (10039729)
Keywords海浜湿地帯 / 生物生産過程 / 干潟生物
Research Abstract

日本における研究経過:マレーシア科学大学の共同研究者3名を招聘した。大学では、熱帯と温帯の湿地帯生物に関する比較研究を行うとともに、訪問者が専門とする分野のセミナーを開催し、海浜湿地帯の生物生産について共通理解を深めた。野外調査として、長崎県野母半島の海浜、諌早湾の干拓地及び佐賀県の干潟を回り、干潟の様相と生物相を調べ、微生物群集、動物行動解析、藻類群落等の調査手法について討議を行なった。また、マレーシアから持参した動物プランクトンの分類学的検討を行い、熱帯湿地帯における生物生産性の評価についてマレーシア側専門家から教示を受けた。また両国で次々に破壊されている海浜湿地帯の自然についても、その実態を調べ、討議した。
マレーシアにおける研究経過:日本側の研究代表者・分担者3名と協力者(大学院生)2名(延べ11名)がマレーシアを訪問した。マレーシアでは、マレーシア科学大学で関係研究者が集まって研究討議を行うとともに、ペナン島、クアラルンプール郊外の湿地を共同で調査し、サラワク大学の協力を得てサラワク州クチンの湿地帯を調査し、採集動物の形態、生理、行動などを共同で調べた。その結果、サラワク州まで含めたマレーシアの干潟魚類相が明らかとなった。その成果の一部を学会誌に発表するべく準備中である。さらに、1998年1月にマレーシア産トビハゼ類の1種の特異な行動に関する研究の結果が国際誌Natureに掲載され、内外の注目を浴びた。また、2種類の魚類の湿地帯環境に適応した行動がほぼ明らかとなり、現在、我が国とマレーシアの双方で公表の準備中である。以上の干潟魚類に関する研究成果のほかに、マレーシア産藻類相の研究もまとまりつつあり、頭足類の分類と生態に関する研究にも今回初めて着手した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 石松 惇: "Mudskippers store air in their burrows" Nature. 391 mo.6664. 237-238 (1998)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi