1996 Fiscal Year Annual Research Report
現代中国の構造変動への学際的接近-中国研究の新パラダイムを求めて
Project/Area Number |
08208103
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
毛里 和子 横浜市立大学, 国際文化学部, 教授 (40200323)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 成雄 大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (60030160)
小島 麗逸 大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (50195723)
菱田 雅晴 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (00199001)
中兼 和津次 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80114958)
天児 慧 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70150555)
|
Keywords | 現代中国 / 構造変動 / 研究パラダイム / 学際的研究 / 中国社会科学院 / 上海社会科学院 |
Research Abstract |
1.本研究チームは重点領域研究113「現代中国の構造変動」の総括班であり、計画研究7チームの研究代表者で構成される。研究全体の研究方針やパラダイムを構築、全体の研究活動がスムースに学際的に行われるように研究活動の運営を行う。初年度は、総括班会議を7回開き研究の横断的な調整、全体の研究運営、広報活動、対外学術交流を進めた。 2.全体研究集会を5月、11月の二回(各2日間)開催した。第一回は、本重点領域研究の研究方針、スケジュールを討議し、二つの研究講演の聴取した。第二回は、学際的研究を目指して「現代中国:歴史的連続性と不連続性」を総合テーマに、各チームの研究者、研究協力者、さらに中国人および欧米人の外国人研究者5名を含めて活発な議論を行い、また各チームの成果発表を行った。 3.本重点領域研究の成果を外国に発信し、外国の研究成果を吸収するため、対外学術活動を進めた。一つは、全体研究集会や各チームへの外国人研究者の招聘と討論会の開催、もう一つは、中国の研究機関(中国社会科学院、上海社会科学院など)との研究交流である。上海社会科学院とは今後3年間、歴史・環境・東アジアの国際関係・社会変動などで研究協力を進める予定である。 4.対外広報のために、研究小冊子『シリーズ中国領域研究』、ニューズレター『中国領域研究』をそれぞれ4号まで刊行した。とくに研究小冊子は本重点領域研究の発信に大いに役立つだろう。 5.地域研究のためには膨大な情報・資料の集積、整理が不可欠だが、本年度は、『人民日報』のCDROM、地方紙のバックナンバーのマイクロフィルム、参考図書多数を購入した。二年度から、インターネットなどの手段で文献資料のメンバー全員による活用を考えている。
|