1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08209105
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
松田 芳郎 一橋大学, 経済研究所, 教授 (30002976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 博 東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (50282588)
安田 聖 一橋大学, 経済研究所, 助教授 (70115955)
濱砂 敬郎 九州大学, 経済学部, 教授 (70039791)
伴 金美 大阪大学, 経済学部, 教授 (30027578)
美添 泰人 青山学院大学, 経済学部, 教授 (80062868)
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Keywords | ミクロ統計データ / 秘匿方法 / 統計法 / 統計報告調整法 / 社会変動 / 世帯 / 事業所 / 企業 |
Research Abstract |
統計データの公表形態は、欧米諸国に於いて1980年代に大きな変化がおき、ミクロ・データとして統計調査結果を解析することが可能になってきた。このような研究状況に対応するために、理論的検討と、実際のミクロ・データの使用実験を行うことを社会制度面の検討を行うことと、本研究の課題である。 日本における統計法の制約下で、総括班は、13研究班の要請を集約して5省庁17調査について、総務庁長官に「目的外使用申請」を行い、データ処理センターとして活動し、処理結果を各班にフィードバックした。 このデータ処理の結果および処理要求に関しては、データの秘密保持を保ったうえで各研究班相互を計算機ネットワーク化して情報を流通させることが必要であり、そのためのシステムを開発し、実用化している。 国際ワークショップを開催し、各国でのミクロデータの相互利用状況と、そのため社会的機構整備の検討を行った。また海外の状況調査に行き、公開ミクロ・データを収集している。 また(AO1)理論的検討、計算技法の検討、(AO2)ミクロ・データ利用の社会制上の問題、(AO3)社会経済ミクロ・データの分析実験という三つの研究主題の下に、各2回の全体集会を開き研究成果を交換したうえで、全体研究集会を開催し、研究成果の相互交流を行った。また、マニラのアジア地域計算機統計学会で特別なワークショップを開催した。学術会議経済統計研連と情報学研連の共催で、ミクロデータの公開利用のシンポジウムを開催した。 本年度は最終年であるために、過去2ヶ年の和文・英文の報告書を含めて再編成し、中途参入・中途退出の班を含めて、プロジェクト全体の研究成果報告書を作成した。また今後のミクロ・データ利用計画についての科学費研究公開促進費の申請を行った。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 伴 金美: "米国における家族世帯全国調査データの公開とその利用" 『統計』1998年8月号. 19-24 (1998)
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[Publications] 濱砂 敬郎: "ドイツ連邦統計局によるミクロデータの提供" 『統計』1998年8月号. 7-12 (1998)
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[Publications] 森 博美: "イギリスにおけるミクロデータの提供とその利用" 『統計』1998年8月号. 1-6 (1998)
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[Publications] 大屋祐雪: "随想人と統計" 『統計』1998年8月号. 37-38 (1998)
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[Publications] 永山貞則: "将来を見据えた政策を" 『統計』1999年1月号. 36-38 (1999)
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[Publications] 松田芳郎(編): "指定統計の目的外使用に関する資料集(第3-4分冊)" 一橋大学経済研究所, 411(3),451(4) (1998)
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[Publications] 松田芳郎(編): "統計情報活用のフロンティアの拡大の総括的研究-1996-1998年度研究成果報告書" 一橋大学経済研究所, 500 (1999)
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[Publications] 松田芳郎(編): "ミクロ統計データの描く社会経済像" 日本評論社, 302 (1999)