1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08248113
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
土岐 憲三 京都大学, 工学研究科, 教授 (10027229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 忠信 京都大学, 防災研究所, 教授 (00027294)
家村 浩和 京都大学, 工学研究科, 教授 (10026362)
岡田 恒男 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40013122)
大町 達夫 東京工業大学, 総合理工学研究科, 教授 (90126269)
平澤 朋郎 東北大学, 理学部, 教授 (80011568)
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Keywords | 都市防災 / 直下地震 / 活断層 / 地震荷重 / マイクロゾーネイション / 耐震設計 / 実時間制御 / 人間行動 |
Research Abstract |
本研究は、平成8年度に発足した重点領域研究「都市直下の地震による災害の防止に関する基礎研究」(領域略称名:都市直下地震、領域番号:279、領域代表者:土岐憲三)の総括班の活動を行ったものである。 本総括班は、平成8年度に引き続き本領域研究の下におかれた8件の計画研究を強力に推進する一方、公募研究の公募も行った。さらに総括班のもとに連絡委員会や幹事会そして総合シンポジウム実行委員会、広報委員会、国際委員会等の専門委員会を設置し、本領域研究の強力な推進を図った。総括班が今年度行った主な活動は次のとおりである。 1).総括班会議は平成9年5月7日、同年9月3日、同年11月19日、平成10年3月11日と計4回開催し、各々の計画研究の推進および総合シンポジウム開催や国際的な本領域研究の紹介、「都市直下地震」ニュースの掲載記事等について討議した。2).総括班の主催で1997年11月18日〜19日、東京都のスクワール麹町に於て第2回都市直下地震災害総合シンポジウムを開催した。このシンポジウムには、8件の計画研究の研究発表と105編の研究発表があった。参加者総数は350名で活発な研究討論がなされた。また、論文集を刊行し同シンポジウムでの配布および関係者に送付した。3).昨年度に引き続き今年度も本領域研究の下で実施されている活動全般を、大学研究者のみならず、行政関係者や技術者にも知ってもらうため、毎号約1000名宛に「都市直下地震」ニュースを発行送付して、研究成果の社会への還元の一環とした。今年度は計3回発行した。4).本領域研究の英文研究紹介冊子刊行して、海外の研究者260人に送付し、本領域研究が国際的にも理解・評価されるよう計った。さらに年度末には、計画研究や公募研究の研究業績等をとりまとめた研究成果報告書を刊行した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 土岐憲三ほか: "断層震源モデルにおける位相スペクトル特性" 第2回都市直下地震災害総合シンポジウム論文集. 115-118 (1997)
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[Publications] 大町達夫ほか: "観測記録と数値シミュレーションから推定される1995年兵庫県南部地震によるやや長周期地震動の伝播特性" 自然災害科学. 16・2. 125-142 (1997)
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[Publications] 岡田恒男ほか: "直下型地震被災危険度マクロゾーネイション その1 都市の地震危険度要因及び研究方針" 1997年度大会(関東)学術講演梗概集B-2 構造II. 41-42 (1997)
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[Publications] 家村浩和ほか: "中空断面RC橋脚の変形性能に関する実験的検討" 第24回地震工学研究発表会講演概要. 773-776 (1997)
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[Publications] 佐藤忠信ほか: "Structural Identification Using Neural Network and Kalman Filter Algorithms" Journal of Structural Mechanics and Earthquake Engineering. 563/I-39. 23-32 (1997)
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[Publications] 入倉孝次郎ほか: "Lesson from the 1995 Hyogo-ken Nanbu earthquake:Why were such destructive motions generated to buildings?" J.Nat.Disas.Sci.18-2. 99-127 (1996)