2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08248113
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
土岐 憲三 京都大学, 工学研究科, 教授 (10027229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鏡味 洋史 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70016476)
小谷 俊介 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30133101)
岡田 恒男 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40013122)
佐藤 忠信 京都大学, 防災研究所, 教授 (00027294)
家村 浩和 京都大学, 工学研究科, 教授 (10026362)
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Keywords | 都市防災 / 直下地震 / 活断層 / 地震 / マクロゾーネイション / 耐震設計 / 実時間制御 / 人間行動 |
Research Abstract |
1995年兵庫県南部地震は6,400名の人命を奪い、直接被害が10兆円、間接被害額を含めると20兆円に達する被害を生ぜしめた。しかしながら、地震自体は日本周辺では平均して1年間に1回程度は発生している地震であった。したがって、被害を大きくしたのはその地震が阪神間の大都市圏直下で起こったためである。こうした都市直下の地震の経験を後世に残し、問題解決を目標として特別領域研究(都市直下地震)が平成8年に重点領域研究として発足した。研究期間は4年間であり、平成12年3月に終了した。この研究は、8課題の計画研究と公募研究とから構成されており、計画研究には総計84名が参画した。また、公募研究には延べ194名が採択された。本研究はこの4年間の「都市直下地震」領域研究の研究成果を総括班としてまとめたものである。この領域研究の主な研究成果は下記のとおりである。 ◎高精度の強震動の予測法開発 ◎設計地震外力の評価法の開発 ◎マクロゾーネイションによる地震災害要因の地域分類 ◎地震災害を軽減させる新しい構造技術の開発 ◎交通、通信の災害時管理システムの運用法の開発 ◎社会基盤システムの震害制御予測システムの開発 ◎震災時における都市内情報管理システムの提言 ◎地震直後の緊急対応期から復旧復興期における社会システムの提言 これら一連の研究によって、内陸の地震断層によって引き起こされる地震動の予測とそれを受ける構造物の応答の特徴ならびに耐震性において優れた系の構築、被災状況やその即時制御と情報管理、さらには都市を単位とする防災対策のあり方など、都市直下での地震の発生から対策に至るまでに関して多くの知見を得た。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 土岐憲三: "アンケート調査による兵庫県南部地震の大阪府域の震度分布"土木学会論文集. No.612 1-46. 165-179 (1999)
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[Publications] 岡田恒男 他4名: "POTENTIAL SEISMIC RISK ASSESSMENT OF URBAN CITIES IN JAPAN CONSIDERING THEIR REGIONAL CHARACTERISTECS"Proceedings of the 12^<th> World Confernce on Earthquake Engineering 30 Jan.-4 Feb.. (2000)
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[Publications] 小谷俊介 他2名: "Efacts of the Distributed Mass on Earthquake Response of Reinforced Concrete Frames"Proceedings of 12WCEE,Auchland New Zealand,Jan.. Paper No.2230/6/A. (2000)
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[Publications] 鏡味洋史: "都市を震災からどのように守るか"科学. 70. 80-87 (2000)
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[Publications] 家村浩和 他2名: "Earthquake Design and Construction of Tall Composite Bridge Piers"Proceedings of the 12^<th> World Conference on Earthquake Engineering 30 Jan.-4 Feb.. Paper No.899. (2000)
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[Publications] 佐藤忠信 他2名: "Dynamic measurement of the ground strain with FBG Sensors"Proceedings of the SPIE's 7^<th> annual International Symposium on Smart Structures and Materials. (2000)