1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08249105
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
北川 禎三 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (40029955)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 光男 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 所長 (20013469)
渡辺 芳人 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (10201245)
木村 榮一 広島大学, 医学部, 教授 (30034010)
西野 武士 日本医科大学, 教授 (40094312)
森島 績 京都大学, 工学部, 教授 (50026093)
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Keywords | 生体金属 / 金属タンパク質 / 金属核酸 / 生体エネルギー / 生体情報変換 / 生体情報伝達 / 小分子活性化 |
Research Abstract |
本重点研究の第2年度は計画研究18人、公募研究40人、総計58人のグループとしてスタートした。公募の半数(20人)が本年初めて重点研究に加わった人であり、「共同研究の芽をつくる」という本重点研究の目的に沿って、(1)自己紹介を兼ねた全体会議を企画した。ヒアリングを10月に控えていることもあって昨年とは異なり、(2)国際シンポジウム、(3)班別勉強会、(4)公開ワークショップを実施した。国際シンポジウムは、7月25、26日に岡崎市の岡崎コンファレンスセンターで海外から33人、国内から11人の招待講演者を迎えて開催したところ、160人の一般参加者、54件の公募ポスター発表、約80人の化学会生体関連部会若手の会参加者が加わって盛会裏に終了した。班別勉強会は分子科学研究所で、8月15日から連続に各班一日の長さの会合をした。班員は自分の属する班以外の班の会にも出席したり、討論に参加できるようにした。また班長は4班全部の会に出席することとした。全班員に発表を強制せず、希望者には発表の機会を与えると共に、班の課題研究に焦点を合わせ班長指名の発表者の成果を中心に討論した。公開ワークショップは12月1、2日に日本医科大学、千駄木学舎で開催した。班員にはここでのポスター発表を義務としたが班員外にもポスター発表を公募した。2日とも午前中は招待講演者の講演会とし、海外3人、国内3人の講演を開く会とした。本年は予想外に多い283人の参加者を得て、ポスター発表も151件あり大盛況であった。懇親会や総括班会議の席で評価委員の先生方の講評を聞いた。本会がカバーする学際的分野が、1つの新しい学会を形成するふさわしいほど、内容も人数も充実していると感じられるワークショップであった。ヒアリングにおける本重点研究の発表に対し、「着実に成果をあげており、このままの一層の発展を期待する。重点領域研究として焦点を絞って展開しているのは効果的であると評価できる。」という言葉を委員長から後に書面でいただいた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] T.Kitagawa, et al.: "Oxygen Activation Mechanism at Binuclear Site of Heme-Copper Oxidase Superfamily Revealed by Time-Resolved Resonance Raman Spectroscopy" Progress in Inorganic Chemistry. 45. 431-479 (1997)
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[Publications] X.Zhao, et al.: "Observation of Resonance Raman Spectra of the Semiquinones,Q_a.and Q_b.in Photosynthetic Reaction Center from Rb.Sphaeroides R26" Journal of the American Chemical Society. 119. 5263-5264 (1997)
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[Publications] M.Tanaka, et al.: "Catalytic Activities and Structure Properties of Horseradish Peroxidase Distal His42 to Glu or Gln Mutant" Biochemistry. 36. 9889-9898 (1997)
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[Publications] H.Hori, et al.: "Calcium Dependent Inactivation of Neuronal Nitric Oxide Synthase : Evidence for the Existence of Stabilization/Activation Factor" Biochemical and Biophysical Research Communication. 234. 476-480 (1997)
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[Publications] E.Kimura, et al.: "A Tris (Zn^<11>-1,4,7,10-tetraazacyclododecane) Complex as a New Receptor for Phosphate Dianions in Aqueous Solution" Journal of the American Chemical Society. 119. 3068-3076 (1997)
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[Publications] S.Ozaki, et al.: "Conversion of Myoglobin into a Peroxygenase : A Catalytic Intermediate of Sulfoxidation by the F43H/H64L Mutant" Journal of the American Chemical Society. 119. 6666-6667 (1997)