1997 Fiscal Year Annual Research Report
心身障害児教育に向けた脳の構造と機能の三次元マルチメディアデータベース機構の研究
Project/Area Number |
08301029
|
Research Institution | National Institute of Special Needs Education |
Principal Investigator |
渥美 義賢 国立特殊教育総合研究所, 情緒障害教育研究部, 部長 (90143552)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 昇 昭和大学, 医学部・第二解剖学教室, 教授 (70059559)
佐藤 達夫 東京医科歯科大学, 医学部・第二解剖学教室, 教授 (10004657)
融 道男 東京医科歯科大学, 医学部・神経精神医学教室, 教授 (20013972)
詫間 晋平 東京学芸大学, 教育学部・保健体育学科, 教授 (20012552)
原 仁 国立特殊教育総合研究所, 病弱教育研究部, 部長 (40120034)
|
Keywords | 脳 / 構造 / 脳機能 / 心身障害児教育 / 三次元 / マルチメディア / データベース |
Research Abstract |
本年度は、脳の肉眼的構造について、3名の健常者のMRIを撮影し、その写真をスキャナーでデジタルデータに変換した。この2mmスライスの詳細なデータを元に脳の三次元データを作成し、これに、脳機能のデータを組み合わせられるように、各部位に分けたデータとしても、作成した。これらの成果を、前年度に行った脳のスライス標本と照合する作業を開始し、継続的に行っている。 脳機能については、先行研究の文献や資料を収集して、コンピュータに入力し、画像データと関連されていく作業を継続的に行った。マルチメディアデータベースを構築する際の基本構造として、どのような設計をするかについて、現在主として用いられている形式について、それぞれの開発用のソフトウェア(オーサリングソフトウェア)を用いて試験的なデータベースを構築して、それぞれが、どの程度の機能を持っているか、使用者にとっての操作が容易で分かり易いか、データの量についての制限はどうか、閲覧する際の速度はどうか、などについてテストを行った。また、近年のインターネットの普及を考えて、WWWを通しての公開ができるようなシステム構築についても検討し、ソフトウェアの選定や一部でテストを行って、その機能や操作性を調べた。
|