1997 Fiscal Year Annual Research Report
次世代生産システムアーキテクチャと制御形態に関する研究
Project/Area Number |
08305007
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Research Institution | College of Eng., Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
杉村 延広 大阪府立大学, 工学部, 教授 (80135813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 完次 神戸大学, 工学部, 教授 (50031133)
森脇 俊道 神戸大学, 工学部, 教授 (00031104)
岸浪 建史 北海道大学, 工学部, 教授 (30001796)
稲崎 一郎 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (30051650)
岩田 一明 高知工業高等専門学校, 学校長 (30031066)
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Keywords | 生産システム / 次世代 / アーキテクチャ / 制御形態 / 自律 / 分散 / 知能化 / 協調 |
Research Abstract |
平成9年度の研究成果をまとめると以下のようになる。 1.次世代生産システムアーキテクチャの検討 生物指向型生産システム,集中分散複合型生産システム,ホロニック生産システムなどの各種の新しい生産システムアーキテクチャについて検討を行なった。特に,以下の点について議論を行なった。 (1)生物指向型生産システム生産システムにおけるDNC型情報と知識型情報を利用した制御システム。 (2)アクティブデータベースに基づいて集中制御と分散制御とを組み合わせた生産システムアーキテクチャ。 (3)ホロニック生産システムにおけるホロンおよびホラ-キ(階層的協調制御構造)の基本構成。 2.次世代生産システム構成要素の機能分析とモデル化 生産システムにおける基本構成要素,すなわち工作機械,ジグおよび工具などの機能の分析を行なうとともに,そのモデル化手法を検討した。具体的には,以下の項目の検討を行なった。 (1)工作機械などの生産設備の機能を表現するモデル化方法論の提案。 (2)知能化された生産設備,特に工作機械の機能と構造の提案。 (3)知能化された生産設備とオペレータとのインタフェースの提案。 (4)知能化されたフィクスチャリングシステムの機能と構造の提案。 3.次世代生産システムアーキテクチャの評価 以上の議論および提案に基づいて,次世代生産システムアーキテクチャ,特に知能化された自律型生産設備の分散型制御アーキテクチャの有効性について議論を行なった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 谷水,杉村他: "生産システムの多目的モデリングに関する研究" 日本機械学会論文集(C編). Vol.63,No.6,5. 4065-4070 (1997)
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[Publications] N.Sugimura,et.al.: "A study on object oriented modeling of holonic manufacturing system" Proc.of the 29th CIRP.International Seminar on Manufacturing Systems. 215-220 (1997)
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[Publications] N.Sugimura and Y.Tanimizu: "Object-oriented simulation model for holonic manufacturing systems" Proc.of The 14th International Conference on Production Research. 766-769 (1997)
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[Publications] 徳永仁史,田中文基,岸浪建史: "配位空間における接触拘束表現を用いた組立品の機構モデル" 精密工学会誌. Vol.63,No.8. 1081-1085 (1997)
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[Publications] E.Arai,et.al.: "Role of Production Simulation for Human Oriented Production Systems" Proc.of 14th intl.conf.on production Research. 758-761 (1997)
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[Publications] S.Amnuay,荒井他: "フィーチャループを用いた立体的な加工形状特徴の認識" 日本機械学会論文集(C編). Vol.63,No.6,7. 387-394 (1997)