1998 Fiscal Year Annual Research Report
画像診断における多重的表現手段を統一的に扱う情報システムの総合的研究
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08307010
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| Research Institution | HOKKAIDO UNIVERSITY |
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Principal Investigator |
宮坂 和男 北海道大学, 医学部, 教授 (60001939)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 淳二 京都大学, 医学部, 教授 (70026970)
石垣 武男 名古屋大学, 医学部, 教授 (60094356)
中村 仁信 大阪大学, 医学部, 教授 (00116071)
曽根 脩輔 信州大学, 医学部, 教授 (80028480)
山口 昂一 山形大学, 医学部, 教授 (00091843)
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| Keywords | 医用画像管理システム / PACS / 医療情報システム |
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| Research Abstract |
医用画像管理システム(PACS)を構成する基本的要素、すなわち画像データ取得・処理・伝送・保存・表示の各要素についての研究が行われた。画像圧縮の画質に対する影響がROC解析を元に検討された。JPEG10:1非可逆圧縮は、胸部CT、頭部CT,MR、肝CT,MR画像について非圧縮と有意の差を認めず、臨床診断上許容できる。Wavelet圧縮は、JPEG圧縮と比較しCT画像では大差ないが、MRIやdigitizeされたフィルム画像ではより高圧縮率(20:1以上)で画質劣化が少ない。レポーテングシステムはRIS/HISとの連携が重要であり、検査依頼・読影文書・画像が貼付されDB化されたレポートシステムが開発された。HIS/RIS/PACSにおいて端末数増加に伴うレスポンスタイムの遅延は比較的少ない。HIS,RIS端末が同居している状況ではHIS端末で操作するのが有効である。Web技術、パソコン端末、DICOM共通規格等の標準的技術要件によりレスポンス良く画像参照できる部内システム構築が進んだ。ソフトコピー診断は、対象画像に応じて端末モニターの種類、表示・観察法を適宜選択すべきである。画像コマ数の多いCTについて読影実験を行った結果、平均読影時間は高速ページング法が拡大スクローリング法に比し有意に短縮した。日常読影業務でも前者が疲労度が少ない。13.3インチTFTカラー液晶モニターと17インチカラーCRTモニターにより(ドット数は両者1024x768)、胸部ファントーム、頭部CTを対象とした画質評価を施行した。ROC解析で両者に有意の差はなかった。ソフトコピー診断はCRT,液晶パネルいづれでも可能である。PACS入力機器として、CR、DR、ビデオキャプチュア、デジタルカメラ、マルチスペクトルカメラを評価した結果、 何れも臨床的上実用可能であり、画像保管・伝送法の選択肢が広がった。
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[Publications] 南部敏和、宮坂和男: "CRT診断" 医療とコンピュータ. 9・9. 25-29 (1998)
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[Publications] 宮坂和男: "X線画像コンサルテーション:テレラジオロジー" 総合臨床. 47・11. 2972-2975 (1998)
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[Publications] 小口和浩、曽根脩輔、他: "スパイラルCT検診者による肺癌検診-肺野結節影検出における至適線量の検討-" 日医放会誌. 58・2S. 238 (1998)
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[Publications] 石垣武男、島本佳寿広、他: "遠隔医療・テレラジオロジー" Medical Imaging Technology. 16・5. 523-528 (1998)
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[Publications] 小西淳二、澤渡史明、他: "京大病院PACSの現状と将来" 新医療. 277号. 68-71 (1998)
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[Publications] Y.Baba, M.Furukawa,R.: "Optimal image for digital storage of radiotherapy-planning images." International Journal of Radiation, Oncology, Biology, and Physics. 41(4). 955-957 (1998)
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[Publications] Hashimoto S, Shirato H, et al: "CAR'98 Computer Assisted Radiology and Surgery" Elsvier Science, 276-281 (1998)
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[Publications] Terae S, Miyasaka K, et al: "CAR'98 Computer Assisted Radiology and Surgery" Elsvier Science, 459-463 (1998)
