1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08401009
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
田野崎 昭夫 中央大学, 文学部, 教授 (90055062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹村 祥子 岩手大学, 人文社会科学部, 助教授 (20203929)
時井 聰 淑徳大学, 社会学部, 助教授 (60197861)
武川 正吾 東京大学, 大学院・人文社会系研究部, 助教授 (40197281)
原山 保 中央大学, 経済学部, 助教授 (80055243)
川崎 嘉元 中央大学, 文学部, 教授 (90055228)
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Keywords | 地域社会 / 社会計画 / 意識調査 / パネル調査 / 地方自治体 |
Research Abstract |
本年度の研究費補助金の主要部分は二度にわたる調査対象における住民意識の調査の実施にあてられた。既に前年度までの本研究の計画について述べたように,「地域計画の社会学的研究」の事例研究の対象地としての岩手県釜石市については,これまで1958年に第1回の市民意識調査,1978年に第2回の同調査,そして今年1998年に第3回の同調査と,20年置きに基本的に同型の調査票によって,その門の地域社会と地域住民意識の変遷および相互関連を研究してきている。即ち今回は1998年10月22日から26日の間,スタッフ8名調査員学生42名によって実施にて357人からの回答をえた。これについては現在集計分析の作業を遂行中であり,一応の結果は来年度の最終研究年度にもちこされることになる。 また以上の調査研究と並行して,1978年には,第1回の1958年調査で回答をした市民のうちで,20年後の1978年になお同市において転出や死亡することなく居住している者を対象に,やはり基本的に同型の調査票による意識調査を実施して143人から回答をえている。このようなパネル調査を今回も実施し,1978年の第2回市民意識調査で回答した市民のうちで,20年後の本年1998年に同市に居住している者を対象に同様の意識調査をスタッフ7名,学生調査員24名で同年2月19日から23日の間実施して145名からの回答をえた。これについての調査結果は1998年11月22日に関西学院大学で開催した第71回日本社会学会大会において中間的段階の報告を行った。
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