1997 Fiscal Year Annual Research Report
文系の情報関連学部における情報教育カリキュラムの開発に関する総合的研究
Project/Area Number |
08408006
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
永野 和男 静岡大学, 情報学部, 教授 (60107224)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
雨宮 正彦 静岡大学, 情報学部, 教授 (00281056)
山本 和明 静岡大学, 情報学部, 教授 (70283330)
徳山 博干 静岡大学, 情報学部, 教授 (40283329)
山田 文康 静岡大学, 情報学部, 教授 (40158217)
阿部 圭一 静岡大学, 情報学部, 教授 (80022193)
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Keywords | 情報教育 / カリキュラム開発 / 大学教育 / 文科系 / 学習環境 / 教材開発 / コンピュータ / 情報ネットワーク |
Research Abstract |
本研究は,文系を中心にした新しい枠組みに沿ったカリキュラムの開発,利用可能なマルチメディア教材の共同開発を行い,静岡大学情報学部をフィールドとして実践と評価を進め,大学学部レベルにおける文系の情報教育の4年間のカリキュラムのモデルを示すことを目的とした3年間の総合的研究である。 本年度は,次のような活動および開発研究をおこなった。 1)1年生で実施した情報関係のカリキュラムが,文系の学生にたいしてどのように身に付いているかを,事後調査を行い,それに基づき,改善をおこなった。 2)社会学科向けの教育用計算機システムとして,マルチメディア,語学講習,オープン利用端末,VODとデジタル映像編集システムを,ネットワーク化したシステムを設計し導入した。この運用による評価は,3年度の課題である。 3)2年生向けの「マルチメディア演習」「情報化方法論演習」などの演習科目の内容をデジタル化するため,素材の収集をおこなった。また,その一部をWeB化して,利用できるようにした。 4)情報教育の基礎教育を,オープン利用端末で行えるようにするために,コンピュータの基礎演習,情報の基礎概念を自学自習するためのコースを18コンテンツ設計し,その内容の10コンテンツを動画教材として開発した。 5)オープン利用端末による柔軟なカリキュラム管理を可能にするためのWeB Basedな「カリキュラム管理システム」を設計し,開発した。 以上のように,本研究の遂行に必要なシステムや素材は,今年度まででおおよそ整った。3年度の最終年度には,このシステムに,上記3)4)の素材を登録し,運用実験をおこなう。また,1年次より進めてきた,調査研究,開発の成果をまとめて公表の予定である。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 永野和男: "遠隔教育を前提にした現職教員向け演習コースの開発と試行" 日本科学教育学会 20周年記念論文集. 385-399 (1996)
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[Publications] 永野和男: "普通高校向け情報教育カリキュラムの開発II〜文系カリキュラムの構成とその評価〜" 科学教育研究. 51-59 (1996)
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[Publications] 阿部圭一: "情報科学概論でも,情報工学概論でもない情報学概論の試み" 平成9年度情報処理教育研究集会講演論文集. 97-100 (1997)
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[Publications] 山田文康、山村滋: "大学入試制度変更の影響の分析" 日本教育工学雑誌. Vol.21 No.1. 37-45 (1997)
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[Publications] 山本和明、徳山博干: "文系情報学科におけるコンピュータ実習の試行" 第2回日本社会情報学会大会発表要旨集. 30-31 (1997)
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[Publications] 雨宮正彦: "情報ネットワーク社会における新しい価値観の創造" 情報処理学会研究報告. Vol.96-CE-42. 51-56 (1996)
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[Publications] 永野和男・皆川 武: "「自学自習テキスト Macで自分を表現する 入門編 8時間でマスターできるHyper Card」" 高陵社出版, 212 (1996)
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[Publications] 永野和男: "「教育と情報」学校における情報教育の多様な展開" 文部省, 2-7 (1997)