1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08451049
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Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
前田 征三 立正大学, 文学部, 教授 (10062861)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 圭三 立正大学, 文学部, 助手 (70267392)
田じま 和久 立正大学, 文学部, 講師 (80216960)
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Keywords | 地域開発 / 地域情報 / コミュニティ / 財産区 / 地域集団 |
Research Abstract |
本研究は、広義の社会開発の観点から、具体的な地域開発が当該地域の住民の生活や組織のなかでどのように作用しまた受け取られているかを検討している。この研究目的に則って本年度(平成9年度)は、以下のような研究調査を行なった。 1)平成8年度の研究・調査成果を研究スタッフ(本助成参加者および大学院生)による研究会で検討し、今年度の研究実施計画の策定。 2)フィールドワークを実施するため、前1項で検討した地域(長野県飯田市、伊那市、戸隠村、丸子町等)に予備調査を行なって資料収集および行政担当者からの情報聴取等の実施。 3)前項の予備調査地域の地域状況を検討した結果、本年度のフィールドワーク対象地を長野県伊那市に決定。これは、当地域が地域開発のみならず地域情報化について新たな試み(xDSL方式の通信ネット)を展開していたことも選定の理由となった。 4)伊那市について住民からの無作為抽出を行なうとともに、調査票作成の実施、 5)同市におけるフイールドワークの実施(10月初旬)。これには大学院生・学生を訳30人動員した。 6)研究スタッフによる関連地域での補充調査および資料収集。 7)収集された調査結果の集計・分析を現在引き続き遂行中。 研究は本年度もほぼ計画通りに遂行しているが、今年度の反省点も含めて、以下のような点について次年度への研究実施計画を現在逐次研究会を開催して検討している。 1)平成8・9年度の研究成果の批判的な検討をとおして調査票をさらに完成させる。 2)研究スタッフの個別研究テーマを推進するような組織作りと研究計画の策定。 3)次年度が本研究の最終年に当たるので、研究成果を集約するための作業計画の策定。
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