1996 Fiscal Year Annual Research Report
授業諸要因の関連構造の分析による体験、構造活動の学年的連続性の研究
Project/Area Number |
08451063
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
日比 裕 名古屋大学, 教育学部, 教授 (60032504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 薫 名古屋大学, 教育学部, 助手 (30252208)
的場 正美 名古屋大学, 教育学部, 助教授 (40142286)
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Keywords | 授業分析 / 自然物 / 授業諸要因 / 思考 / 体験活動 / 構成活動 / 実験活動 / 学年的配列 |
Research Abstract |
本研究は、水、砂、草といった自然物や身の回りに存在する具体物を使用した授業における体験的、構成的、実験的諸活動の学年的配列がどのような連続性と発展性を有するかを、授業諸要因の関連構造の観点から再構成することを目的としている。 平成8年度の研究実績の概要は、以下のようである。 1 子どもの思考(例えば、直観、想像など)は、具体的には授業における子どもの発現、ノート、作品、その他の表現に現れる。本研究では、子どもの思考の動きが見られる表現のまとまりを抽出して、その授業諸要因の関連構造を解釈して、そこにどのような子どもの思考が成立しているかを検討するという分析方法を用いた。 2 授業の性格に対応した分析方法があり、その分析によって、授業の性格がより顕在化されるという関係を授業と分析方法は有する。その成果は「授業諸要因の関連構造と子どもの思考」(『名古屋大学教育学部起要-教育学科-』第43巻第2号、1997年3月)において発表した。 3 土を使用した研究授業(愛知県額田郡額田町立大雨河小学校)、小麦粉、ペットボトルを使用した研究授業(愛知県額田郡額田町立宮崎小学校)、を実施し、記録を整理した。
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Research Products
(1 results)