1997 Fiscal Year Annual Research Report
授業諸要因の関連構造の分析による体験的、構成的、実験的諸活動の学年的連続性の研究
Project/Area Number |
08451063
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
日比 裕 名古屋大学, 教育学部, 教授 (60032504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 薫 名古屋大学, 教育学部, 助手 (30252208)
的場 正美 名古屋大学, 教育学部, 教授 (40142286)
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Keywords | 授業研究 / 授業諸要因 / 体験的活動 / 構成的活動 / 実験的活動 / 相互作用 |
Research Abstract |
本研究は、水、砂、草といった自然物や身の回りに存在する具体物を使用した授業における体験的、構成的、実験的諸活動の学年的配列がどのように連続性と発展性を有するかを、授業諸要因の関連構造の観点から再構成することを目的としている。この目的を達成するために、平成9年度に実施した研究概要は以下のようである。 1)体験的、構成的、実験的諸活動の学年的配列がどのように連続性と発展性を有するかをみるために1年(カルタ遊び)、3年(お面づくり)、5年(てこ)の研究授業を実施し、記録を整理した。 2)ある特定の個人の体験的、構成的、実験的諸活動の展開過程には、その子どもを取り巻く他の子どもの影響がある。それらの相互作用が最も緊密な場面を取り上げ、授業諸要因の関連性を分析した。 3)授従来おこなってきた活動の単位による授業の分節の区分よりも、思考の質ないしステージの転換に注目して分節を区分する方が、授業諸要因の関連構造の観点から連続性と発展性を考察する場合に有効である。
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