1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08451083
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
伊吹 克己 専修大学, 商学部, 教授 (10146954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近江 吉明 専修大学, 文学部, 助教授 (30266217)
堀江 洋文 専修大学, 経済学部, 助教授 (50229225)
加藤 幸三郎 専修大学, 経済学部, 教授 (90083477)
樋口 淳 専修大学, 文学部, 教授 (70095983)
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Keywords | フランス革命 / ナポレオン / ミシェル=ベルンシュタイン文庫 / フランス革命とナポレオン / サン-ドマング植民地 / ブリュメール18日 |
Research Abstract |
今年度は、研究計画の初年度ということで、他大学の特殊図書の整理・利用状況に学びながら、各研究分担者が『フランス革命文献目録』(専修大学図書館篇)を使用し、「ミシェル=ベルンシュタイン文庫」の史料を調査し、そのデータをマイクロ・コンピューターに入力する作業を中心に行った。その結果、史料群として確認できたものには、「ナポレオン関連史料」「サン-ドマング植民地関連史料」「革命政府の対カトリック政策関連史料」などがあった。各分担者の研究上の調整のため3回の打ち合わせ会を持ち、各史料群の中の、とりわけ「サン-ドマング植民地関連史料」の史料整理・分析を行った。この史料については復刻の方向でも作業を進めた。なお、各分担者の研究テーマに関連する史料発掘については、それぞれ作業を続行した。 さらに、2回の勉強会を持ち、1989年の「フランス革命200周年」以降のフランス革命研究の動向について検討した。「修正主義」的フランス革命理解の相対的評価との関わりでテルミドール後のナポレオンの役割に着目し、1999年の「ナポレオン・ブルメール18日200周年」前後に予測される動きも視野に入れ、「ナポレオンとフランス革命」の視野からの関連史料の分析も行った。また、これとの関連で「ナポレオンとフランス革命」と題する公開研究会(講師・本池立<岡山大学>)を開催した。 その他に、2回にわたる調査研究の出張(天理大学図書館特殊図書整理状況調査、岡山大学ナポレオン関連文献調査)を行い、「ミシェル=ベルンシュタイン文庫」の整理・利用の仕方についての参考とした。
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Research Products
(1 results)