1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08453009
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Research Institution | Toyo Eiwa University |
Principal Investigator |
宮崎 正康 東洋英和女学院大学, 社会科学部, 教授 (70174167)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古田 和子 慶応義塾大学, 経済学部, 教授 (20173536)
有田 富美子 東洋英和女学院大学, 社会科学部, 助教授 (20017669)
木村 昌人 東洋英和女学院大学, 社会科学部, 教授 (50225059)
増田 弘 東洋英和女学院大学, 社会科学部, 教授 (70136894)
中村 隆英 東洋英和女学院大学, 社会科学部, 教授 (80012243)
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Keywords | 岸内閣 / 塚本哲也 / 鶴田卓彦 / 吉野俊彦 / 大日向一郎 / 槙枝元文 / 宮崎吉政 / 内田健三 |
Research Abstract |
「高度経済成長の枠組みの形成-岸内閣の経済政策-」に関する多様な検討が進められた。 1.「地域開発政策」に関しては、60年代の九州地方における開発拠点地帯の構想が検討された。 2.「50-60年代の政治意識」に関しては、日米安保や政治経済政策に関する政治意識の分析が行われた。 3.さらに本年度は、岸内閣を知る当時の関係者へのインタビューを行い、テープをおこして記録に残す作業がすすめられた。インタビューを行ったのは次の方々である。(所属は当時) (1)塚本哲也(毎日新聞)・・塚本氏は、岸信介の安全保障にかんする論理が透徹していたことや、岸の人柄が世間で言われるよりはるかに暖かく明るかったことなどを述べられた。 (2)鶴田卓彦(日本経済新聞)・・鶴田氏は、岸と鮎川義介との関係などを述べられた。 (3)吉野俊彦(日本銀行)・・吉野氏は、岸内閣が統制色のやや強い金融政策をおこない日本銀行を規制したことなどを述べられた。 (4)大日向一郎(日本経済新聞)・・大日向氏は、岸と当時の政治家との関係を詳細に述べられた。 (5)槙枝元文(日教組)・・槙枝氏は、占領期から高度成長期にかけての教育行政と日教組について、歴史的経緯を述べられた。 (6)宮崎吉政(読売新聞)・・宮崎氏は、安保改定にいたる岸内閣の政治的過程について詳細に述べられた。 (7)内田健三(共同通信・・内田氏は、岸内閣と池田内閣の比較し政策や政治のあり方の差異について述べられた。
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