1996 Fiscal Year Annual Research Report
情報エンジン網理論による高速多メディア情報ネットワーク構成手法の研究
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08455182
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Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Research Institution | Soka University |
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Principal Investigator |
渡部 和 創価大学, 工学部, 教授 (00240515)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勅使河原 可海 創価大学, 工学部, 教授 (70277870)
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| Keywords | 情報ネットワーク / マルチメディア / 電子会議システム / 情報エンジン理論 / ネットワーク管理 / サービス品質 / 応答時間 / 最適設計 |
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| Research Abstract |
◎情報ネットワーク基礎理論の研究(研究担当:渡部和)
前年までに研究してきた「情報エンジン理論」においてその基礎概念である情報活性度をエントロピーと同様の時計量と再定義することによって情報理論と計算理論を融合する整合性のある適用範囲の広い統一理論を得ることが出来た。この理論を基礎として情報ネットワーク最適化を電気回路論によって考察する研究を推進した。
◎高速マルチメディアネットワークの構築(研究担当:勅使河原,可海)
現在設置中のマルチメディア電子会議システムとATM-LANを中核とする高速マルチメディアネットワークに対して、本年度は、ネットワークトラフィック解析装置、高速ネットワークインタフェース装置および高速処理用コンピュータを導入し、ネットワーク環境の拡充・整備を行った。また、導入したネットワークトラフィック解析装置を用いて、ネットワーク内のマルチメディアトラフィックの把握・分析を開始する。さらに、従来、ネットワーク下位層だけの面で判断してきたトラフィック制御を、アプリケーションが使用する動画、音声、テキスト情報などのマルチメディア情報に着目し、サービス品質(QOS)、ネットワークレスポンス等ユーザの満足度を考慮した総合的なトラフィック制御を行い、ユーザ満足度を向上するトラフィックマネジメントのアルゴリズムを開発し、評価を行い、開発したアルゴリズムの有効性を示した。
◎マルチメディア情報ネットワークの最適設計問題の研究(研究担当:渡部和/勅使河原,可海)
基礎理論から導かれる理想化情報ネットワークと実際に構築したマルチメディアネットワークシステムと対比して問題点を究明し、導入する高速処理用コンピュータを利用し、マルチメディアネットワークの最適設計の手法の研究を開始した。これまでの情報品質要求型ではなく、情報配布(マルチキャスト)時の応答時間の上限要求に着目した木状経路におけるネットワーク資源最小化理論を確立し、効率的帯域制御を行う応答時間最適化ネットワーク構成のための並列アルゴリズムを開発し、実装に向けた検証を行った。
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[Publications] HITOSHI WATANABE: "A New Information Theory-A Study on Information Engine and Information Network" Proceedings of the 1996 International Conference on Circiuts and Systems Science. 152-154 (1996)
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[Publications] H.Watanabe,N.Shinomiya: "Synthesis of Equi-Response-Time Network" Proceedings of The 1996 International Technical Conference on Cireuits/Systems,Cayeatuarl Caunuistois. 697-700 (1996)
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[Publications] 渡部和、篠宮紀彦: "等応答時間ネットワーク(II)E変換及び中心点" 1996年電子情報通信学会ソサエティ大会. (1996)
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[Publications] 渡部和、一志康洋: "知的情報生産性と情報ネットワーク-情報組織のネットワークモデル論-" 電子情報通信学会 信学技報CAS96-59,CST96-17. 10- (1996)
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[Publications] HITOSHI WATANABE: "Entropy Information Potentiale Information Vitabity-Theory of Information Engine-" Proceeding of The 19th Symposuim on Information Theory and Its Applicatiois. 33-36 (1996)
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[Publications] H.Watanabe,N.Shinomiya: "E-Net : A Theory of Response-Time Opitimizing Network" International Synprosium on Crciuts and Systems 1997. (発表予定). (1997)
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[Publications] 勅使河原可海、飛鷹洋一: "ユーザの満足度に着目したマルチメディアトラフィックマネジメント方式" 情報処理学会「マルチメディア通信と分散処理」研究会研究報告. No.79. 13-18 (1996)
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[Publications] 勅使河原可海、飛鷹洋一: "ユーザの満足度に着目したマルチメディアトラフィックマネジメント方式-その2" 情報処理学会「マルチメディア通信と分散処理」研究会研究報告. (発表予定). (1997)
