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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ヒトおよびブタ顎関節におけるプロテオグリカンの生化学的分析

Research Project

Project/Area Number 08457543
Research InstitutionTOKYO MEDICAL AND DENTAL UNIVERSITY

Principal Investigator

木野 孔司  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (80143585)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大村 欣章  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (40262208)
Keywordsプロテオグリカン / デコリン / ビグリカン / アグリカン
Research Abstract

顎関節諸組織の主要構成非コラーゲン性糖タンパクであるプロテオグリカンの遺伝子発現(mRAN)について比較検討した。
ヒトの顎関節開放手術により摘出された検体(関節円板)およびその咀嚼様式がヒトと類似しているブタ顎関節組織(下顎頭線維層)よりTotal RNAを抽出し、逆転写酵素を使用してcDNAを作製した。次に前年度の研究(ブタ顎関節関節円板、円板後部組織、下顎頭線維層よりタンパクを精製し、生化学的研究を行った)でその存在が推測されたプロテオグリカンであるアグリカン、デコリン、ビグリカンのプライマーを作製した。そして各プライマーとcDNAを利用して、RT-PCR法を行った。出来上がったPCR産物を4.5%ポリアクリルアミドゲルに電気泳動し、エチジウムブロマイドにて染色した。またブタのPCR産物に関してはダイレクトシークエンス法にてその塩基配列を検索し、以前報告されている各プロテオグリカンの塩基配列とのホモロジーを比較した。以下にその結果を示す。
1.ブタ下顎頭線維層のPCR産物は以前報告されたプロテオグリカンの塩基配列と高いホモロジーを示した。このことより今回検索したヒト、ブタのPCR産物はプロテオグリカンであるアグリカン、デコリン、ビグリカンであると考えられた。
2.ヒト顎関節関節円板はプロテオグリカンであるアグリカン、デコリン、ビグリカンのmRNAを全て発現しており、特にデコリン、ビグリカンのmRNAが強く発現していた。このことよりヒト関節円板は腱組織に類似した組織であることが推測された。
3.ブタ顎関節下顎頭線維層もまたプロテオグリカンであるアグリカン、デコリン、ビグリカンのmRNAを全て発現していた。しかしこの組織はアグリカンを強く発現しており、軟骨組織に近い組織であることが推測された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 高木亨: "顎関節成分の生理機能と役割" Journal of Hard Tissue Biology. 6(2). 33-43 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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