1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08458022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
北森 義明 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30053044)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神原 直幸 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 講師 (70255652)
北村 薫 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 助教授 (60138360)
篠原 俊行 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (60255651)
秋山 登代子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50255650)
間宮 聰夫 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70265974)
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Keywords | スポーツ需要予測 / スポーツ参加 / スポーツ参加欲求 / スポーツ情報 / スポーツへの価値観 / スポーツ経験 / スポーツ資源 / スポーツ満足度 |
Research Abstract |
1.1988年に実施した「地域住民のスポーツ参加に関わる社会学的要因に関する調査」の再分析 「スポーツ需要の予測モデル」を構築するための基礎資料を得るために、因子分析、パス解析を行なった結果、「今後のスポーツ活動希望の有無」は「最近のスポーツ活動の有無」にのみ規定されていた。また、「今後のスポーツ活動希望の有無」を規定する要因として有意であったのは(1)スポーツへの関心の高さ、(2)スポーツ経験の有無、(3)まとまった時間の3点だった。この時点では調査では、「参加希望」が実際の参加に結びついたかどうかは確定できなかったのみならず、無記名方式だったため、現時点でもこれは確認できない。したがって、条件の要因分析はできても結果をふまえた「需要予測」ができないという欠点があった。 2.1988年時の対象者に対する調査票の配布 旧データの結果から、(1)同一個人に対する最低2回の調査、(2)1988年との比較を念頭に置いた調査計画、(3)2度目の調査に協力してもらえるかどうかの確認、の3点を考慮した調査票を1988年時の対象者に郵送した。(現在、調査票回収中) 調査項目は、1回目の調査が、個人的資源、環境的資源、スポーツに対する価値観、スポーツ情報との接触、スポーツ経験、スポーツ参加頻度、スポーツ参加欲求であり、2回目以降は、実際にスポーツに参加したかどうか、そこから得られた満足度、スポーツに対する価値観の変化、更なる参加欲求などである。 これにより、スポーツの需要予測につながるスポーツへのリピート参加の図式をモデル化できるものと考えている。
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