1996 Fiscal Year Annual Research Report
ドイツ及びアメリカにおける環境教育の教員養成カリキュラムの研究
Project/Area Number |
08458044
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大高 泉 筑波大学, 教育学系, 助教授 (70176907)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江口 勇治 筑波大学, 教育学系, 助教授 (50151973)
鶴岡 義彦 千葉大学, 教育学部, 助教授 (80172063)
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Keywords | ドイツ / アメリカ / 環境教育 / 教員養成 / カリキュラム |
Research Abstract |
主要な研究実績は以下のとおりである。 1.全国の国立4年制の教員養成系大学・学部における環境教育の実態調査を実施した。当該大学・学部のカリキュラムにおける理科、社会科、保険体育科、技術科、家庭科の五教科の教科教育法の授業で、環境教育に関する内容がどの程度扱われているのか、を解明した。環境教育の目標、内容、担当者、講義時間における比率、実施形態、問題点を探った。そして1989年度に研究代表者が実施した同種の調査と比較検討し、ここ10年の教員養成系大学・学部における環境教育の展開を明らかにした。 2.ドイツ、アメリカの教員養成における環境教育カリキュラム関連の資料を収集し、分析した。特に、ドイツ環境教育学会のベルリン自由大学のGehard de Haan教授から、当大学における環境教育のための教員養成カリキュラムについての資料を入手し、事例研究資料として分析を行っている。また、ドイツ環境庁によるドイツの大学における環境保全関連の講義の開講状況の調査資料を入手し分析を試みた。 3.Gunter Eulefeld,Dietmar Bolscho等によってドイツで実施された環境教育実践状況調査を分析し、初等・中等段階における環境教育の授業が1985年の調査以降どのように変化したか、その変化を促した教員の資質・能力はどのように形成されたのか、その形成のための研修プログラムはいかなるものなのかを調査した。 4.OBIS、PLTなどアメリカの代表的な環境教育プログラムを入手し、その実践に必要な教師の資質・能力の分析を試みた。
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Research Products
(2 results)