Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 光洋 大阪大学, 人間科学部, 教授 (60016491)
平田 昭雄 東京学芸大学, 教育学部, 助手 (60165173)
池崎 喜美恵 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (90145350)
立木 正 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30197644)
児島 邦宏 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70014826)
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Research Abstract |
本年度は,概ね,以下のような展開がみられた. 1.研究枠組みの検討:河野,清水,平田を中心に,国内外における先行研究の成果を検索,収集し,これらを参考に,本研究の基本的枠組みを設定した. 2.最新の授業実践録画の採集:清水,平田,立木を中心に,国内で実践された各教科のとりわけ今日的特徴を示していると思われる授業の記録を授業者行動録画システムおよび学習者行動録画システムを用いて新たに収集した. 3.授業におけるコミュニケーションモデルの抽出:河野,井上,平田を中心に,これまでに収録済みの授業録画テープと上記2により収集したものとを合わせて授業録画再生分析システムを用いて解析し,各教科の授業における知識獲得の過程,思考深化の過程,技能習熟の過程,創造的表現の過程における顕著なコミュニケーションのモデルの抽出に着手した. 4.各教科の今日的特性の検討:上記3と並行して,清水,立木,池崎を中心に数学・算数,社会科,理科,家庭科,美術科(図画・工作科),保健体育科の各教科について,教科固有の今日的特性やその変容の傾向,さらに,対応する各教科教育学研究の最近の動向について解析,検討した. 5.授業における行動の分類カテゴリーの設定:上記3により抽出されたコミュニケーションモデルを全員で検討しつつ,児島,井上,平田を中心に,各教科の授業における教師と学習者の行動の分類カテゴリーの設定に着手した. なお,これら(とくに3・5)については次年度において更に本格的に展開される予定.
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