1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08458046
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
河野 義章 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80007377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 光洋 大阪大学, 人間科学部, 教授 (60016491)
平田 昭雄 東京学芸大学, 教育学部, 助手 (60165173)
池崎 喜美恵 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90145350)
立木 正 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30197644)
児島 邦宏 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70014826)
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Keywords | 教科教育 / 教授学習過程 / 授業記録 / 教授行動 / 授業分析 / 授業評価 |
Research Abstract |
本年度は,概ね,以下のような展開がみられた。特に,昨年の研究実績をより深化させる方向で研究を進めた。 1.研究枠組みの検討:河野,平田を中心に,国内外における先行研究の成果を検索,収集し,これらを参考にして昨年度の反省に基づき,本研究の基本的枠組みを設定した。 2.最新の授業実践録画の分析・検討:平田,立木を中心に収集された,国内で実践された各教科の授業の記録を,昨年度設定した「授業における行動の分類カテゴリー」を指標にして分析・検討した。国内の授業実践については,清水がアメリカ合衆国に派遣された際に収集したものを中心に検討を加えた。 3.授業におけるコミュニケーションモデルの抽出:昨年度の研究を深める形で,河野,井上,平田を中心に,各教科の授業における知識獲得の過程,思考深化の過程,技能習熟の過程,創造的表現の過程における顕著なコミュニケーションのモデルの抽出を行った。 4.各教科の今日的特性の検討:これについては継続的な検討が不可欠であるので,昨年度の研究成果に加えて,立木,児島,池崎を中心に,各教科固有の今日的特性やその変容の傾向,さらに,各教科教育学研究の最近の動向について報告,討議した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 池崎喜美恵: "帰国子女教育における家庭科指導の現状と課題" 日本教科教育学会誌. 19(4). 67-74 (1997)
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[Publications] Kimie Ikezaki: "Education to Promote,International Understanding and Rlle of Home Economics Edacation" 日本教科教育学会誌. 20(2). 31-38 (1997)
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[Publications] 平田昭雄・井上光洋: "小学校理科授業の多様化に対応した記録・分析法の検討" 教育工学関連学協会連合第5回全国大会講演論文集. 573-574 (1997)
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[Publications] 平田昭雄・井上光洋: "小学校理科授業に関する記録・分析法の今日的検討と開発" 日本科学教育学会研究会研究報告. 12(1). 19-24 (1997)