1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08458163
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
鈴木 敦巳 熊本大学, 工学部, 教授 (50040390)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 泰弘 熊本大学, 工学部, 助手 (50274692)
田渕 幹修 熊本大学, 工学部, 講師 (40037966)
北園 芳人 熊本大学, 工学部, 助教授 (40094007)
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Keywords | 千潟 / 底質土特性 / 底生生物 / 評価指標 |
Research Abstract |
まず資料収集については、運輸省港湾技術研究所、東京都環境科学研究所、および千葉県水質保全研究所で、東京湾の千潟環境に関する資料を収集し、有明海に関しては熊本県資料および既往の論文を資料として収集した。 また資料収集と平行して現地調査の準備を行い、秋から冬にかけて熊本市沿岸区(白川河口〜緑川河口)から域現地調査を実施した。 時間の制約上未だ東京湾に関する資料についての検討には至らなかったが、現地調査区域に焦点を絞って底質特性と底生生物の関連および流況について検討を行い、結果として、以下の事実が明らかになった。 1.底質の粘土含有量は強熱減量、およびCODとの間に、かなり明確な直線関係が認められる。 2.底質の酸化還元電位は粘土含有量に対してある範囲で双曲線的に低下し、それ以上の粘土含有量に対しては、ほぼ一定値に収れんする傾向にあるが、汚染の著しい所では、その収れん値以下を示す。 3.河川の流入の外にも、局部的な流況変化が、底質の推積と洗掘にかなりの影響を及ぼしている。
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Research Products
(1 results)