1997 Fiscal Year Annual Research Report

文系・理工系融合型情報学部における教育体系と実践に関する研究

Research Project

Project/Area Number	08459012
Research Institution	Shizuoka University
Principal Investigator	阿部圭一静岡大学, 情報学部, 教授 (80022193)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	伊東幸宏静岡大学, 情報学部, 助教授 (20193526) 山田文康静岡大学, 情報学部, 教授 (40158217) 吉田敬一静岡大学, 情報学部, 教授 (50091161) 水野忠則静岡大学, 情報学部, 教授 (80252162) 永野和男静岡大学, 情報学部, 教授 (60107224)
Keywords	文理融合 / 文工融合 / 情報教育 / カリキュラム / 教育実践 / 教育体系 / 情報学部 / 教育の評価
Research Abstract	昨年度はどちらかと言えば、文工融合教育に関する理念的な検討にとどまったのにたいし、本年度は、情報学部1,2年生にたいして実施した授業における種々の試みと、学生アンケート等による反応・評価に関する報告を行い、それをめぐって文工融合に関するより具体的な議論を行った。文科系学生と工学系学生との学力や意欲の方向の違い、教官の考えている教育目標や科目内容とのギャツプがあらわになったケースもあり、個別の授業において今後改善を図るとともに、文工融合の意義や方法・程度についても見直しをする必要がある。具体的な論点は次の通り。・計算機科学の標準カリキュラムの歴史とカリキュラムJ97、それと情報科学化カリキュラムとの比較・文系学生にたいしてプログラミング教育を行う目的と目標は何か? コンピュータリテラシー教育の現状とその評価、今後の改善策・授業におけるパソコンの利用とコンピュタリテラシー教育の関係・情報科学でも情報工学でもない情報学の樹立と、それを目指した入門科目の内容・文科系におけるコンピュータ教育、中期情報処理教育の現状・情報処理教育に関して企業側から期待されることこれらの議論については、改善策の効果などの追跡調査も含めて、来年度さらに検討を深め、報告書にまとめる予定である。また、来年度は学外の有識者を招いての討論も計画している。

Research Products
(12 results)

All Other

All Publications (12 results)

[Publications] 阿部圭一: "情報科学概論でも,情報工学概論でもない情報学概論の試み" 平成9年度情報処理教育研究集会講演論文集. 97-100 (1997)
[Publications] 本田晶治: "日本語による情報伝達の特質-引用の場合" Ars Linguistica. 106-118 (1997)
[Publications] 山田,善大: "蓄積型モ-バイル電子会議システムにおける情報抽出・参照方式" 情報処理学会研究報告. 97・72. 73-78 (1997)
[Publications] 永野和男: "課題演習を中心とした情報教育の展開" 情報処理学会研究報告. 97・3. 36-36 (1997)
[Publications] 山田文康: "逐次判断過程の数量化類による表" 統計数理研究所共同研究レポート. 100. 50-56 (1997)
[Publications] 漁田俊子: "授業と休憩の間における非場所依存記憶" 静岡県立大学短期大学部研究紀要. 11・2. 35-42 (1998)
[Publications] 太田智也: "対象世界モデルを利用したプログラム理解の枠組み" 人工知能学会誌. 13・1. 112-122 (1998)
[Publications] Tatsuhiro KONISHI: "A Method to Evaluate Novice Programs based on Teacher's Intentions Independent on Programming Languages" Proc.Int'lConf.on Computers in Education. 916-918 (1997)
[Publications] Ryoji ITOH: "On Analysis of Novice Pascal Program Based on Simulation to Extract Information for Education" Proc.Int'lConf.on Computers in Education. 485-492 (1997)
[Publications] Yukihiro ITOH: "On Evaluating Student's Knowledge by Observing Their Actions in ILE" Proc.8th World Conf.on Artificial Intelligence. 595-597 (1997)
[Publications] 吉田敬一: "教養・C言語" 共立出版, 290 (1997)
[Publications] 白鳥則郎: "コンピュータネットワーク" オーム社, 273 (1997)

1997 Fiscal Year Annual Research Report

文系・理工系融合型情報学部における教育体系と実践に関する研究

Principal Investigator

阿部 圭一 静岡大学, 情報学部, 教授 (80022193)

Research Products

[Publications] 阿部圭一: "情報科学概論でも,情報工学概論でもない情報学概論の試み" 平成9年度情報処理教育研究集会講演論文集. 97-100 (1997)

[Publications] 本田晶治: "日本語による情報伝達の特質-引用の場合" Ars Linguistica. 106-118 (1997)

[Publications] 山田,善大: "蓄積型モ-バイル電子会議システムにおける情報抽出・参照方式" 情報処理学会研究報告. 97・72. 73-78 (1997)

[Publications] 永野和男: "課題演習を中心とした情報教育の展開" 情報処理学会研究報告. 97・3. 36-36 (1997)

[Publications] 山田文康: "逐次判断過程の数量化類による表" 統計数理研究所共同研究レポート. 100. 50-56 (1997)

[Publications] 漁田俊子: "授業と休憩の間における非場所依存記憶" 静岡県立大学短期大学部研究紀要. 11・2. 35-42 (1998)

[Publications] 太田智也: "対象世界モデルを利用したプログラム理解の枠組み" 人工知能学会誌. 13・1. 112-122 (1998)

[Publications] Tatsuhiro KONISHI: "A Method to Evaluate Novice Programs based on Teacher's Intentions Independent on Programming Languages" Proc.Int'lConf.on Computers in Education. 916-918 (1997)

[Publications] Ryoji ITOH: "On Analysis of Novice Pascal Program Based on Simulation to Extract Information for Education" Proc.Int'lConf.on Computers in Education. 485-492 (1997)

[Publications] Yukihiro ITOH: "On Evaluating Student's Knowledge by Observing Their Actions in ILE" Proc.8th World Conf.on Artificial Intelligence. 595-597 (1997)

[Publications] 吉田敬一: "教養・C言語" 共立出版, 290 (1997)

[Publications] 白鳥則郎: "コンピュータネットワーク" オーム社, 273 (1997)

阿部圭一静岡大学, 情報学部, 教授 (80022193)