1997 Fiscal Year Annual Research Report
省力・低コストによる高品質・高収量わい化リンゴ栽培技術の開発
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08556004
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
塩崎 雄之輔 弘前大学, 農学生命科学部・附属農場, 助教授 (50003471)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 正志 秋田県立農業短期大学, 附属農場, 助教授 (90110585)
横田 清 岩手大学, 農学部・附属農場, 教授 (60109155)
張 樹槐 弘前大学, 農学生命科学部, 助手 (90261429)
荒川 修 弘前大学, 農学生命科学部, 助教授 (70184265)
浅田 武典 弘前大学, 農学生命科学部, 助教授 (10003518)
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Keywords | 果実品質 / 果台枝 / 剪定 / 葉面積指数 / 光遮断率 |
Research Abstract |
高品質、高収量リンゴ果実生産の省力、低コスト栽培を可能にする日本型のわい化栽培技術を開発することを目的として、本年度は以下の研究を行った。1)数品種を用いて、側枝の更新方法を検討するために、側枝の切り詰めの長さ及び角度が,新梢の発生に及ぼす影響について調査した.その結果,切り口が0,5,15cmの時,0cmでは新梢の発生本数は著しく少なく,15cmで発生本数が多かった.2)果台枝の長さが果実品質に及ぼす影響について,'ふじ'など6品種を用いて調査した。'睦奥'では果台枝の長さが30cmで果実重が大きかったが,その他の品種では差は認められなかった.果実品質への顕著な影響は認められなかった。3)収量・果実品質と樹形および裁植方法との関係を調査するために,高収量を達成している'ふじ'および'ショナゴールド'の園地において,光遮断率,葉面積,果実数および果実の大きさの調査を行った.始めに光遮断率の調査方法について検討し,棒状光センサー(長さ60cm)を随時移動しながら測定することによって,広い面積を比較的短時間で測定することが可能であった.光遮断率は45-70%で,この時の葉面積指数は,2.45から3.0であった.光遮断率45%,葉面積指数2.45程度の園地の収量は5トン/10アール程度で着色等の果実品質も優れていたが,光遮断率が70%程度の園地では樹冠内の光条件が悪く,着色等の品質も良くなかった.
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Research Products
(1 results)