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1997 Fiscal Year Annual Research Report

ヒメウズラ:鳥類最小の実験動物の確立と利用

Research Project

Project/Area Number 08558088
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

都築 政起  広島大学, 生物生産学部, 助教授 (70212058)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水谷 誠  日本生物科学研究所, 実験動物部, 主任研究員 (40072467)
伊藤 慎一  岐阜大学, 農学部, 教授 (20108062)
小野 珠乙  信州大学, 農学部, 助教授 (10177264)
Keywordsヒメウズラ / 実験動物 / 骨格系 / PGC / 人工培養 / 赤血球凝集原 / 血液型 / mtDNA
Research Abstract

昨年度に引き続き、ヒメウズラ(Excalfactoria chinensis)を鳥類最小の実験動物として確立するための基礎的データの収集を、発生・発生工学的ならびに遺伝学的見地から遂行し、以下の成果を得た。
(1)骨格系の発達程度を全孵卵期間に渡って調査し、ニホンウズラやニワトリとは異なるヒメウズラ独特の発達過程が存在することを明らかにした。(2)ヒメウズラ、ニホンウズラならびにニワトリのPGCsを用い、抗体染色を中心とする各染色法による染色性の違いを調査した結果、ヒメウズラPGCsは、ニホンウズラPGCsに陽性の抗体に対し陽性であり、ニワトリPGCsに陽性の抗体に対し陰性であった。全般に、ニワトリよりニホンウズラに近い免疫染色性ならびに組織化学的特徴を有していた。ヒメウズラ初期胚の血液1μl中には約90個のPGCsが含まれ、移植に用いることが可能であることが示唆された。胚操作およびその後の培養のために、胚盤葉期胚からのin vitro培養法を新たに開発し、18.9%の孵化率を得ることができた。(3)前年度報告した赤血球凝集性において、個体間差を識別し得た凝集素のうち、DBA、BSA、GS-IおよびHAAは産卵に伴い全ての雌個体が陰性となることが判明した。エンドウ、PEAおよびスイトピーは同一の凝集原と反応していると思われた。また、シロナメツムタケとクリタケも同一の凝集原と反応していると思われた。これらの結果から、血液型判定を行うためには、ワクシニアウイルス、エンドウ、チューリップおよびクリタケの各凝集素と反応する凝集原が有望であると考えられた。(4)14種類の制限酵素、Apa I、Ase I、Bgl I、EcoR I、Hpa I、Pst I、Sma I、Xho I、Hinc II、Hind III、BamH I、Hae II、Pvu II、Sal Iを用いて、mtDNAの制限酵素切断地図を作成した。

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Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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