1998 Fiscal Year Annual Research Report
小学校教師の教職準備性とその後の職能発達との関連に関する縦断的研究
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08610100
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Research Institution | HOKKAIDO UNIVERSITY OF EDUCATION |
Principal Investigator |
臼井 博 北海道教育大学, 教育学部・札幌校, 教授 (90070119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 松蔵 国学院短期大学, 講師 (40299748)
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Keywords | 教師の職能発達 / 教職適性 / 生涯発達 / 教育技術 / 教師教育 / 新任教員の研修 |
Research Abstract |
11.研究発表で記載した研究論文に加えて、日本教育心理学会第40回総会(1998年7月)において、昨年度と連続して2つの発表を行った(「若手小学校教師の教育実践に関する意識と職場適応」(その1、その2)。これらの発表では、北海道内の経験年数4年以内の小学校教員を対象にして質問紙調査により、職場内での適応状況、社会的支援、教職に関する知識や技能の習得の方法、教職に関する態度などを調べたものである。また、今年度はそれに続いて札幌市内の小学校と中学校に勤務した新任教員全員に対して昨年度の調査項目を多少付加した調査を実施し、80、70をこえる回収率でデータをえることができた。結果の詳細は結果報告書にあるが、いくつかの点で小学校と中学校の教員の間でちがいがみられた。研究当初は中学校の新任教員の方がストレスをつよく感じているのではないかと予想したが、結果はこの予想に反してむしろ小学校の新任教員よりも少なかった。とくに授業関係でのストレスが少なかった。これは教科担任となるために、中学校の教員では教材研究に要する時間が少なく、限られた分野について集中して研究できることから来ているようであった。また校務分掌においても難しい仕事から外れていることおストレス軽減に役立っているようであった。
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Research Products
(2 results)