1996 Fiscal Year Annual Research Report
若年化する公立学校管理職の職務遂行能力の育成に関する実証的研究
Project/Area Number |
08610298
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
坂本 孝徳 国立教育研究所, 企画調整部, 企画調整官 (10149297)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牛渡 淳 仙台白百合女子大学, 教授 (30151856)
坂野 慎二 国立教育研究所, 教育経営研究部, 研究員 (30235163)
佐藤 全 国立教育研究所, 教育経営研究部, 部長 (50004114)
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Keywords | 研修の体系化 / 力量形成 / 組織風土 / モラール / コミュニケーション / 学校文化 |
Research Abstract |
平成8年度における研究の進展状況 1)国内・外の管理職の職務遂行に関する研究資料及び文献の収集と分析を行った。2)小・中学校の管理職を対象とする聞き取り調査を実施し、その結果の分析を行った。3)都道府県・政令指定都市教育委員会及び教育センターを対象に調査を実施し、その結果の分析を行った。 新たに得られた知見 上述の文献研究、聞き取り調査、及び調査の結果、次の3点が明らかになった。 1)若年層・中堅層・高齢層の管理職の職務内容は、年齢層による差異のみならず、個人差が見られることが認められた。 2)管理職研修の目的・内容・方法は実施機関によって異なることが判明した。 研究の達成状況 1)管理職の職務内容について、聞き取り調査を実施したが、聞き取り調査による事例研究はまだ不充分である。 2)都道府県・政令指定都市教育委員会及び教育センターを対象とした管理職の任用及び研修に関する調査を実施したが、より詳細な調査と分析が必要である。 学術上の問題点 1)管理職の職務内容に関する実態は、学校の経営条件・組織風土、管理職自身の特性により相違が認められるために、それらに焦点をあてた研究が必要である。 2)管理職の職務内容の把握とともに、教員の職務内容の内実に関する研究が緊要である。
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