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1996 Fiscal Year Annual Research Report

参天台五臺山記の訳注と研究

Research Project

Project/Area Number 08610375
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKansai University

Principal Investigator

藤喜 真澄  関西大学, 文学部, 教授 (60067585)

Keywords成尋 / 参天台五臺山記 / 入宋僧 / 旅行記 / 宋 / 天台山 / 五臺山 / 佛侶
Research Abstract

当該研究の主たる目的は、平安時代の入宋僧として知られる京都岩倉の大雲寺主成尋の旅行記『参天台五臺山記』に訳注を施し、併せて関係する諸問題を解明することにある。それについて是非とも必要な基礎作業として、
1.諸抄本、刊本の校合を行うこと
2.本書の語彙索引をつくること
3.宋元地方志叢書等による地名考証
の三点を急務とする。それは本年度の研究計画でもあった。
1.に関しては底本を大日本仏教全書本として東福寺抄本との校合、ならびに早稲田大学蔵本はじめ、大阪大学、松浦史料博物館、比叡山無動寺等の諸本を校合し、今後も数種類について実施せねばならないものがある。
2.の語彙索引は大日本仏教全書本にもとづき:平成8年において作成を完了、現在点検を加えつつあり、すでに訳注を行うにあたり機能を発揮中。8巻(約18000)語彙である。
3.については平成9年度も続行せねばならないが、それらは注の一環を形成するもので最終年度まで持込まれよう。なお出港地(巻1)の呼子町加部島については調査を完了しており、新知見を得ている。
以上の基礎作業を行いながら訳注を進めており、アルバイトの協力を得ながら現在までのところ本文は2巻までを、パソコンに打出しを完了。注についても同時に原稿整理を急いでおり、1巻をほぼパソコンに入力することが出来た。これらは残部の訳注を行う間に訳語の統一、形式、注文の移動・追加などを含め、かなり手直しを要するであろうが、一応のスタイルを整える上でも不可欠の作業である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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