1996 Fiscal Year Annual Research Report
プロラクチン遺伝子の多様な組織における発現とその生理的意義
Project/Area Number |
08670034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
相磯 貞和 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60138013)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 元之 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90255422)
平岡 芳樹 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80218768)
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Keywords | in situ RT / PCR / 組織化学 / 脳室 / プロラクチン / ホルモン |
Research Abstract |
我々は、マウスを実験系に選び、様々な組織におけるPRL発現部位の検索を行っている。これまでの研究で、脳の脈絡層上皮および上衣細胞にPRLが発現していることを、組織化学的手法により証明している。in situ hybridization法を用いて、脈絡層上皮および上衣細胞にPRLのmRNAを検出できるが、組織の上の陽性反応は微弱なものであった。そこで、PRLのmRNAを感度よく検出するために、in situ RT/PCR(reverse transcription/polymerase chain reaction)法を導入した。in situ hybridization法に比べて、脈絡層上皮および上衣細胞にPRLmRNAに対応する明確な陽性反応を得た。この方法を用いて、更にPRL発現部位の検索を継続している。 また、各組織におけるPRLの生理機能を明らかにするためには、PRL受容体の局在についての検討も必要である。しかしながら、PRL受容体の抗体に関しては市販のものもなく、入手不可能なので、新たに当研究室で抗PRL抗体の作製を行った。マウスPRL受容体のcDNAを発現ベクターにつなぎ、リコンビナント蛋白質を大腸菌の中で発現させた。これを大量精製して抗原とし、ウサギを用いて抗体を作製した。この抗体の組織切片上での反応性は良好であり、PRL受容体の局在を系統的に調べることが可能になった。
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Research Products
(1 results)