1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08671681
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
西村 典久 大阪市立大学, 医学部, 講師 (20237738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山野 慶樹 大阪市立大学, 医学部, 教授 (90069013)
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Keywords | 骨癒合判定 / 歪ゲージ / 骨癒合促進 / 創外固定法 |
Research Abstract |
骨癒合の機能的判定と促進に関する生体力学的研究 1)臨床的研究:歪ゲージ法による静的状態での骨癒合判定 イリザロフ法,ホフマン法,オルソフィクス法を施行した各々の創外固定器に貼付した歪ゲージに生じる歪量を経時的に計測する機能的骨癒合判定法を10例に行った.症例の内訳は脚延長術,骨切り術,片側仮骨延長術などであった.計測方法は垂直圧縮負荷や片持ち梁による曲げ付加であり,静的状態での計測結果ではあるが,骨癒合曲線を描くことにより客観的に骨癒合状態を判定できた. 2)臨床的研究:歪ゲージ法による動的状態での骨癒合判定 イリザロフ法とオルソフィクス法を行った創外固定施行症例において,床反力計上を歩行させ,この時に生じる歪梁を超小型テレメータ装置に取り付けた送信器・受信器・キャリブレーション・記録計により,動的状態での骨癒合状態を計測した.床反力計での第一ピーク値と歪ゲージに生じた最大歪梁とを対比させて検討した. 3)基礎的研究:仮骨延長例における超音波骨折治療器による骨癒合促進2kg重の白色家兎の脛骨にネイル4本とオルソフィクスM-100を取り付けて,電動骨鋸による中央部を切断した.1週間の待機期間の後,1日0.7mmの割合で10日間骨切り部を延長した.その後,3週間超音波骨折治療器(SAFHS)を1日20分間照射した.そして,照射しなかった群とX線像から骨癒合状態を比較したところ,照射した群は有意に骨癒合が促進されていた.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 山野慶樹: "Ilizarov創外固定器を用いた下腿変形矯正" OS NOW. 25. 54-61 (1997)
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[Publications] 西村典久: "歪ゲージを用いた経時的応力測定法" OS NOW. 25. 157-162 (1997)
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[Publications] 西村典久: "Orthofix法およびIlizarov法による下肢変形矯正の治療成績" 関節外科-基礎と臨床-. 11. 1399-1406 (1996)