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1996 Fiscal Year Annual Research Report

子宮腟内免疫法による習慣流産モデルマウスの作製と治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 08671855
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

山田 秀人  北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (40220397)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 奥山 和彦  北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (40214085)
藤野 敬史  北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (20209076)
Keywords習慣流産 / 生殖免疫学
Research Abstract

抗原の調整として、C57BL/6雌マウス(8週令)に血清性性腺刺激ホルモン5IUとヒト絨毛性ゴナドトロピン5IU (PMS投与の48時間後)を腹腔内投与して排卵誘発し、同系の雄マウスと交配させた。妊娠14日に殺処分後開腹し、顕微鏡下で子宮と胎仔、臍帯より胎盤を剥離し採取した胎盤を細切した後、生理食塩水2mlを加えhomogenizeし、蛋白量を測定した。さらに生理食塩水で希釈し、最終的に蛋白量が10mg/mlとなるように調整し、-70℃で分割保存し、必要に応じて使用した。
免疫方法として、C57BL/6雌マウス(8週令)に蛋白量500μl (50μl)の胎盤とComplete Freund′s Adjuvant (CFA) 50μlを1:1で合わせた液を四肢の皮下に免疫した。最初の免疫から14日後に今度は500μgの蛋白量の胎盤とImcomplete Freund′sa Adjuvant (IFA) 50μlを合わせた液を皮下に免疫した。さらに最初の免疫から21日後に、二回目の免疫の時と同じ液を経腔的に子宮腔内に免疫した。最後の免疫の時間後、hCG1IUを複腔内投与し、同系の雄マウスと交配させた。なお、胎盤の替わりに同量の生理食塩水とCFA、IFAを混ぜた液を同じように免疫し、これを対象群とした。それぞれの群、各5匹ずつ施行した。
妊娠10日にマウスを開腹し、胎仔数と再吸収された部分の数を確認した。その結果、両群とも胎仔、再吸収の数が極端に少なく、この実験のみでは胎盤を免疫したことに対する妊娠への影響を評価することはできないと考えられた。この実験系はC5BL/6の一系統の近交系のみを使用しているため妊娠率は低いことは予想された。しかしながら確実に妊娠していたGROUP Aの1と4、GROUP Bの3と5だけを評価の対象としても1匹あたり3.5匹の胎仔と極端に少ない数である。またGROUP Aの2. 3. 5とGROUP Bの1. 2. 4は非妊娠であるのか、早期に流産したのかは判断できない。対称群の胎仔数も少ないことより子宮腔内に免疫する際のIFAの影響も充分に考えられるため、IFAを入れないで子宮腔内に免疫方法についても今後、検討を加えることにした。

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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