1996 Fiscal Year Annual Research Report
視細胞由来リポフスチンにおける新生血管促進因子の検討
Project/Area Number |
08672014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
平光 忠久 浜松医科大学, 光量子医学研究センター, 教授 (00084567)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大林 雅春 浜松医科大学, 光量子医学研究センター, 助手 (90270553)
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Keywords | リポフスチン / 視細胞外節 / 網膜色素上皮細胞 / 新生血管 |
Research Abstract |
予備実験 脂肪酸過酸化物の血管新生能を調べる目的で,リポキシゲナーゼから作成したリノール酸過酸化物を家兎角膜内に注入した実験を行い,注入後2〜5日で角膜血管新生が生じ,約1カ月継続することをることを確認した. この角膜血管新生部位の過酸化脂質量とサイトカイン量を測定している. 本実験 1.ブタ網膜から分離した視細胞外節をFITCで標識してブタ培養網膜色素上皮細胞への取り込み(貪食)を調べ,経時的に視細胞外節の貪食が進行することを確認した. 2.ブタ網膜から分離した視細胞外節を鉄イオンとincubationして作成したリポフスチンを培養網膜色素上皮細胞に貪食させる実験では,incubationしていないリポフスチンに比べて網膜色素上皮細胞の増殖能を低下させることが分かった. 3.作成した視細胞由来のリポフスチン溶液を角膜輪部に注入した実験では,角膜上での血管新生は認められなかった.
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