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1996 Fiscal Year Annual Research Report

フィラー粒度分布を考慮したマイクロ波応用コンポジットレジンに関する研究

Research Project

Project/Area Number 08672191
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

占部 秀徳  広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (10231185)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 冨士谷 盛興  広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (60190055)
佐藤 尚毅  広島大学, 歯学部, 助教授 (20136097)
新谷 英章  広島大学, 歯学部, 教授 (80034239)
Keywordsマイクロ波 / 後重合 / コンポジットレジンインレー
Research Abstract

多官能モノマーの重合方法の改善を目的として,直接マイクロ波を重合に応用してきた。しかしながら,重合時の微小な気泡の混入が認められたため機械的性質の向上が期待通りではなかった。そこで本研究では,直接マイクロ波を照射するよりも気泡の混入が少ないと考えられる後重合にマイクロ波を応用し検討を行った。
ベースモノマーは,Bis-GMA/TEGDMAを重量比で6 : 4に調整し,重合開始剤としてカンファーキノンとジメチルパラトルイジンをベースモノマーに対して0.5wt%添加した。重合は,40秒間光照射した後,マイクロ波を1分から5分照射した。対照は40秒間光照射したものとした。
硬度測定の結果,マイクロ波照射した重合体は,上面並びに下面で硬度に有意差は認められなくなった。また,照射時間が3〜4分で硬度は最大値を示した。
熱分析の結果,DTA・TG曲線において,約200℃前後の吸熱反応に着目すると,吸熱反応が起きた時点から質量の減少が認められ,未反応モノマーの蒸発ではないかと考えられた。また,反応熱を測定すると3〜4分の重合体が最小値を示し,未反応モノマー量が少なくなったのではないかと考えられた。
これらのことより,後集合にマイクロ波を応用すると未反応モノマーの重合により架橋密度が大きくなるものと推察された。

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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