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1996 Fiscal Year Annual Research Report

カリオスタット法による歯肉炎のスクリーニングについて

Research Project

Project/Area Number 08672365
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

岡崎 好秀  岡山大学, 歯学部・附属病院, 講師 (70169100)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 東 知宏  岡山大学, 歯学部, 助手 (50238268)
松村 誠士  岡山大学, 歯学部, 助教授 (00173881)
下野 勉  岡山大学, 歯学部, 教授 (40028783)
Keywordsカリオスタット / 歯肉炎 / 歯垢 / スクリーニング / 不正咬合 / 食生活 日常生活習慣
Research Abstract

歯の喪失原因の第1位は歯周疾患であり,これは学童期に歯肉炎という形で発症する。すなわち歯周疾患の予防には,学童期からの取り組みが重要である。ところでこの時期における歯肉炎は,ほとんどが不潔性歯肉炎である。さて従来齲蝕と歯肉炎は全く別の疾患と考えられており,その検査法は別々の方法行われてきた。しかし両者ともプラークが起因するプラーク病であるならば,カリオスタット法は,齲蝕と歯肉炎の状態を同時に把握する独創的な方法であると思われる。そこで初年度の研究では,歯肉炎と齲蝕のスクリーニング法としてのカリオスタットの有効性について検討を加えた。同時に歯肉炎の状態と食生活・日常生活習慣との関係についてアンケート分析を行った。初年度は,700名の児童・生徒を対象として,カリオスタット法を用い,1)歯垢の付着程度(OHI-SCORE)2)歯肉炎の状態(PMAindex)3)不正咬合(前歯部叢生)4)齲蝕の状態(D歯数)との関係について調査・分析を行った。その結果カリオスタット判定結果が2.0以上でハイリスクの者は,1,5以下のロウリスク者と比べ1)プラークの付着量。(p<0,01%)2)歯肉炎。(p<0,05%)3)不正咬合(p<0,05%)のいずれも多かった。またカリオスタットは,4)齲蝕歯数(p<0,01%)とも高度の相関性が認められた。以上によりカリオスタット法は,齲蝕のみならず歯肉炎のスクリーニング法としての有用性が示唆された。
また歯肉炎と食生活・日常生活習慣の関連の深い項目は,1)歯磨き時の出血2)歯並び3)間食の過剰摂取による食事量の減少等の項目が抽出された。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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