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1996 Fiscal Year Annual Research Report

各種運動強度における酸化ストレスへの影響

Research Project

Project/Area Number 08680114
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

平井 富弘  大阪大学, 健康体育部, 助教授 (70020104)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 林 直亨  大阪大学, 健康体育部, 助手 (80273720)
佐川 節子  大阪大学, 医学部, 助手 (60187060)
岩橋 秀夫  和歌山県立医科大学, 教授 (50145926)
Keywords運動負荷 / 過酸化脂質 / 尿酸 / TBARS / 肥満
Research Abstract

近年健康の維持増進をはかるための手段として運動が推奨されてき。しかし、一方では運動による生体の過酸化が起こり悪影響を及ぼすことが多くの報告で明らかにされている。このような過酸化脂質の発生に対してビタミンC、E、ベータカロチンや尿酸などが抗酸化剤としての効果を示す。そこで尿酸と過酸化脂質との関連を見るため、第一の研究は、高校生の肥満群と対照群に対し、短時間(8〜12分)で疲労困パイにいたらせる運動負荷を自転車エルゴメータによって与え、運動前後の血清中の過酸化脂質(マロンジアルデヒド)と尿酸値について測定した。その結果、TBARS(TBA反応物質)値は運動後両群とも有意に増加した。しかし、TBARS値は両群間に有意な差が認められなかった。また、総酸素摂取量あたりでも肥満群はTBARSの産生量において高い傾向が見られた。抗酸化として働く尿酸は肥満群において安静時すでに高値を示した。運動後の尿酸値は両群とも増加が認められなかった。このことから尿酸は抗酸化剤としての効果がこの研究では得られなかった。第二の実験として持久運動を行っている(自転車競技)高校生を対象として最大酸素摂取量の80%の運動負荷を30分間与えた。その結果、運動群、対象群とも運動後のTBARS値は有意に増加が見られた。しかし、総酸素摂取量あたりのTBARSでは差が認められなかった。尿酸値は運動後に両群とも増加し、群間に差が認められ結果が得られている。しかし、尿酸の抗酸化について明らかではない。今後、尿酸および抗酸化および、その他の抗酸化物と運動負荷との関係について検討を加えていきたい。

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Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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