1996 Fiscal Year Annual Research Report
遠隔地農業の成立条件からみた古典的農業立地論の再検討
Project/Area Number |
08680173
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
水野 勲 宮崎大学, 教育学部, 助教授 (50209764)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩動 志乃夫 宮崎女子短期大学, 講師 (60221074)
横山 淳一 宮崎大学, 教育学部, 教授 (00041004)
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Keywords | 農業立地論 / 遠隔地農業 / 理数モデル / テキスト解釈 / フィールドワーク / 規模の利益 / 集積の利益 / 産地間競争 |
Research Abstract |
遠隔地農業から古典的農業立地論を再検討するために、宮崎農業を事例としながら、数理モデル構築、テキスト解釈、フィールドワークという異なる方法論を結びつけた共同研究を行なった。本年度の成果は以下の通りである。 (1)農業立地論、とくに産地間競争、農業経営論、マーケティング論にふみこんだ内外の文献を幅広く収集した。 (2)チューネン・モデルを一般均衡理論と結びつけた現代の都市経済学、地域科学の論文を収集した。 (3)古典的キスとの中で現代においても注目されるいくつかの記述について、共同討議を行なった。 (4)農業立地論の文献の論読を通じて、規模の利益、集積の利益が農業立地論においても重要な要素であることが確かめられた。 (5)宮崎からの農産物が各大都市市場において、番節ごとにどのようなシェアをしめているかについて資料収集した。 (6)宮崎県川南町、西都市、田野町に現地調査をし、畜産、冬物野菜、農産物加工業の生産と畜地形成の過程を明らかにした。 (7)分布図を作成するために、資料からデータベースを構築し、図化のアプリケーション・ソフトに昭熟した。
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[Publications] 水野勲: "理論・計量地理学における「非計量」の役割" 中村和郎編『地理学「和」の冒険』古今書院. (印刷中). (1997)
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[Publications] 水野勲: "近世城下町から企業城下町へ:延岡市" 平岡昭利編『九州:地域の百年を読む』古今書院. 131-136 (1997)
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[Publications] 横山淳一: "歴史的核のない県都:宮崎市" 平岡昭利編『九州:地域の百年を読む』古今書院. 125-130 (1997)
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[Publications] 岩動志乃夫: "秋田県における洋装衣料小売店の立地と機能" 宮崎女子短期大学紀要. 23. 1-15 (1997)
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[Publications] 岩動志乃夫: "三つのまちがい連担した都市:日南市" 平岡昭利編『九州:地域の百年を読む』古今書院. 137-142 (1997)
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[Publications] 横山淳一編: "ビジュアル版にっぽん再発見宮崎県編" 同朋舎出版, 353 (1997)