1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08680260
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
木村 寛 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (70017953)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白相 岳男 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (50007960)
北川 義久 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (20144917)
藤平 秀行 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (70114171)
落合 昭二 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (30031545)
木村 茂 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (70007962)
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Keywords | 作品 / 算数授業 / 数学授業 / 事例研究 |
Research Abstract |
研究は先ず作品化をめざす授業の効果を検証する方法と実験授業で用いる教材の種類について分担者・協力者で検討する作業から始めた。 授業効果の検証方法については広く数学教育研究者から示唆を得るために,平成8年11月開催の日本数学教育学会論文発表会において木村寛がこれまでの経緯を含めて発表を行った。実験授業については当初の予定よりも教材作成が遅れたために次年度に送る分が増えてしまったが、その分教材開発を含め予想以上の教材を得ることができた。実験授業による効果の検証資料は,小学校5学年における「四則計算の応用で数感覚を豊かにしよう」の教材で,公立学校と附属学校で実施し校種のちがいによる効果の差を収集した。また,それについて授業の計画の教材作成から授業実施までを作品化授業を未体験な熟練していない者に実施してもらった。これによって,誰にも可能な授業になり得るか否かの検証資料は得ることができた。この事例の結果の一部は,日本科学教育学会関東地区研究会で平成9年4月5日に報告する予定である。 平成9年度は実験授業の続行と事例集の作成を行う。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 木村寛: "紙を用いた問題の教材化について(その2)" 宇都宮大学数学研究報告. 9. 1-10 (1996)
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[Publications] 木村寛: "作品化の授業効果の検証について" 日本数学教育学会第29回数学教育論文発表会論文集. 29. 645-646 (1996)
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[Publications] 木村寛: "作品化をめざす授業とその効果について:一つの事例から" 日本科学教育学会研究会研究報告. 5. (1997)
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[Publications] 落合昭二: "On a Matrix Corresponding to a Topology" 宇都宮大学数学研究報告. 9. 11-14 (1996)
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[Publications] 落合昭二: "有限位相空間から導かれるある束についてのノート" 宇都宮大学教育学部紀要第2部. 47. 1-3 (1997)
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[Publications] 白相岳男: "The Uniqueness of Henselian Valuations in Neukirch′s General Class Field Theory." 宇都宮大学教育学部紀要第2部. 47. 5-8 (1997)