1997 Fiscal Year Annual Research Report
コンピュータやロボットを応用した体育の学習指導に関する研究
Project/Area Number |
08680278
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Research Institution | FUKUI UNIVERSITY |
Principal Investigator |
吉澤 正尹 福井大学, 教育学部, 教授 (30020126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 富士夫 福井大学, 工学部, 教授 (50020227)
長谷川 健二 福井大学, 工学部, 教授 (80020171)
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Keywords | 体育学習指導 / コンピュータシミュレーション / ロボット / 疑似体験 / 腹部圧力 |
Research Abstract |
日本の小学生は、「器械運動」学習では苦労している。その主な理由は「器械運動」学習中の身体的・精神的な危険性であり、他の理由は彼らの幼児期における身体運動が非常に乏しいことである。 本研究では、器械運動の安全で効果的な学習指導法が検討された。本研究の手順は次に示したとおりである。 1.「器械運動」の技術構造を整理する。 2.鉄棒運動の技術を力学的・生理学的に分析する。 3.ロボットやコンピュータシミュレーションを用いた<身体運動の疑似体験>による力学的理論の指導法を検討する。 4.<身体運動の疑似体験>から<実体験>への発展プログラムを開発する。 研究結果は以下のとおりである。 1.鉄棒運動は懸垂から振動、回転へと発展している。 2.鉄棒の回転運動は上体と下肢の【バランスを崩す】ことによって成立している。 3.【バランスを崩す】ことは、下肢間接の屈伸動作で行われている。 4.小学生は鉄棒ロボットやコンピュータシミュレーションに対して非常に興味を示した。 5.鉄棒ロボットやコンピュータシミュレーションを用いた<鉄棒運動の疑似体験>は、力学的な理論学習に有効であった。 6.脚屈曲・伸展動作におけるトリガーシグナルシグナルと考えられる腹部の圧力については、更に詳細な検討が必要である。
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