1997 Fiscal Year Annual Research Report
国語教育・美術教育共同による総合学習の方法改善に対する研究
Project/Area Number |
08680287
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY OF EDUCATION |
Principal Investigator |
位藤 紀美子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80027713)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 俊弥 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (40252746)
村田 利裕 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (90200295)
植山 俊宏 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (50193850)
菅沼 喜弘 京都教育大学, 教育学部, 教授 (50179115)
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Keywords | 綴方教育 / 国分一太郎 / 想画教育 / 山形県長瀞小 / 岐阜県恵那地方 / 美術教育 / 文集 / 版画 |
Research Abstract |
1.研究の経過 年度を分けて、第一年度を調査・資料収集、第二年度を補充調査、資料整理、資料分析、考察、原稿化と位置づけて、研究を遂行した。 研究の対象として、研究分担者の従前からの取り組みである山形県東根市長瀞小学校と岐阜県恵那地方の二カ所の実践を設定した。それぞれ、文集実践及び美術実践の盛んなところで両者の総合化がみられると考えられたのが課題設定の理由である。 また全国的に文集資料の収集が行われている文献、調査機関に対する調査もあわせて行い、研究対象に設定した二地域の位置づけが明確になるように図った。 最終的に、研究分担者により領域を分担し、それぞれの担当箇所から研究課題への追究を行い、原稿化を行った。詳細は、別発行の科研報告書(計92頁)に記してある。 2.研究の成果 (1)総合学習に関して、そのテーマに郷土に採ることの意義 (2)表現活動を中心とした総合学習を組織し、遂行する場合、国語においても美術においても、それぞれの領域の表現の質を追究する目標、過程を必ず設定すること。 (3)複数教科を組織した総合学習の場合、両者間のカリキュラムの共通性・共用性を捉えること。 (4)複数教科を組織した総合学習を遂行する場合、安易に両者の共通性に寄り掛かった拡散的な学習を展開しないこと。 (5)学習の指導者のみならず、学校、機関、地域の理解を深めた上で、中長期(二〜六年間)の見通しに立って総合学習を計画、遂行すること。
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Research Products
(1 results)