1998 Fiscal Year Annual Research Report
情報システムの継続的な学習を可能にする能動的援助システム
Project/Area Number |
08680413
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
三宅 芳雄 中京大学, 情報科学部, 教授 (80099910)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 孝文 中京大学, 情報科学部, 講師 (10227431)
小笠原 秀美 中京大学, 情報科学部, 講師 (60204054)
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Keywords | アクティブヘルプ / ヘルプシステム / 能動的援助 / 学習の停滞 |
Research Abstract |
本研究は、ユーザーの詳細なシステム使用履歴を蓄積し、その分析に基づいて能動的援助システムのプロトタイプをローカルネットワーク上のシステムとして実現し、その有効性を現実の使用のなかで検証し、より効果的な能動的援助システムの形熊を明らかにすることを目的としている。特にユーザーがある程度システムを学習し使えるようになると、そこで学習が停滞してしまうことを解消することを狙っている。 申請者の所属する情報科学部では、学生たちはコンピュータネットワークで結ばれたunixワークステーションを使用して学んでいる。学生たちはemacsエディタなどをコンピュータ教育の一環として学んでおり、これらの学生を対象にして、能動的援助システムを開発してきた。これまで、使用履歴の記録、蓄積システム、能動的援助システムを、ローカルネットワーク上のサーバーシステムとして開発してきたが、平成10年度は、これまでのシステムの改良を進め、ユーザーの履歴の蓄積、記録に基づく能動的援助のプロトタイプシステムをemacsの上に実現した。 また、一方で、ユーザの作業対象の詳細な記録に基づいてユーザの必要としている援助を推測する知的な能動的援助システムのプロトタイプをSmalltalk環境でのエディター上に開発し実験してきた。 上記の二つのシステムをネットワーク上のサーバーとして使用可能なものにし、これまで蓄積してきたデータを解析し、その情報に基づいた能動的ヘルプの実験システムを実現した。そのシステムの有効性を実際の場面で評価検証して一定の有効性があることを確認した。
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Research Products
(1 results)