1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08680418
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Fukuoka Institute of Technology |
Principal Investigator |
田中 卓史 福岡工業大学, 工学部・情報工学科, 教授 (50038048)
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Keywords | 電子回路 / 回路理解 / 定性推論 / 思考過程 / 文生成 |
Research Abstract |
電子回路は一般に幾つかの機能ブロックを組合わせて構成される。それぞれの機能ブロックはより簡単な機能ブロックの組合わせとして構成され、最終的に個々の部品の組合わせとなる。これまでこの機能ブロックのハイアラーキ構造を回路の文法規則として表す研究を進めてきた。与えられた回路は文法的な文としてみなすことができ、回路の構文解析を行うことで回路の構造や動作を説明することができるようになる。 この研究を実証的に進めるために、回路図を読み構造や動作を説明することのできるシステムをコンピュータ上に構築することを計画している。本年度はワークステーションS-4/5を購入し、このマシン上にPaul Tarau教授(カナダMoncton大学)の協力を得て、同氏の開発されたプログラミング言語Bin-Prolog5.5をインストールすることができた。このProlog言語はTCL/TK言語のプログラムを呼ぶことができるので、Prologの推論機能とTCL/TKのユーザインタフェース機能を持つシステムを開発することが可能になった。また、回路の動作に関する知識を整理し、回路の文法規則に意味情報の形で付加するための作業を開始した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Takushi Tanaka: "DCSG:A Logic Grammar for Knowledge Representation of Hierarchical Organiged Objects" Proc.9th Industrial & Engineering Applications of Artificial Intelligence & Expert Systems. 35-42 (1996)
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[Publications] 田中卓史: "意味項を持つ論理文法Extended-DCSG" 福岡工業大学言語情報研究所彙報. 7巻. 21-26 (1996)
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[Publications] 田中卓史: "文章のように回路を読むシステム" 平成8年度電気関係学会九州支部連合大会論文集. 295-295 (1996)
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[Publications] 田中卓史: "文章のように回路を読む" 信学技報(集積回路). ICD96-134. 101-108 (1996)
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[Publications] Takushi Tanaka: "Logic Grammar for Electronic Circvits" Proc.Symposium on Industrial Applications of Prolog. 147-147 (1996)
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[Publications] Takushi Tanaka: "Industrial and Engineering Applications of Artiticial Intelligence and Expert Systems" Gordon and Breach Publishers, 808 (1996)