1999 Fiscal Year Annual Research Report
グローバリゼーションに対する閉鎖系の教育様式:「実験国家」ブータンの場合
Project/Area Number |
09041016
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
辻本 雅史 京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70221413)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
月原 敏博 大阪市立大学, 文学部, 講師 (10254377)
杉本 均 京都大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50211983)
前平 泰志 京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70157155)
安井 真奈美 天理大学, 文学部, 専任講師 (40309513)
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Keywords | ブータン / ネパール / ヒマラヤ / ゾンカ語 / 宗教教育 / ノンフォーマル教育 / 価値教育 / 出産 |
Research Abstract |
平成11年度は1999年10月に研究打ち合わせを行い、第3次調査のための研究分担者・協力者による調整と分担確認を行った。第1グループ(前平・杉本・安井・長岡・吉田)は10月30日より11月10日までネパールおよびブータンの教育・社会調査を実施した。前平は研究協力者(長岡・吉田)とともにNGO識字クラス(カトマンズ)、青少年センター成人クラス(ティンプー)、小学校付設識字クラス(パロ)などを訪問し、インタビューを中心とした調査を行った。杉本は学校教育を中心に調査し、シムトカ言語文化学院、ヤンチェンプー高校、文部省カリキュラム学術支援局(ティンプー)、教員養成カレッジ(パロ)などを訪れ、カリキュラムや青年意識について文献調査と質問紙調査を行った。安井はユニセフ、JICA、病院などを訪れ、女性の出産儀礼や育児習慣についての聞き取り調査を行った。第2グループ(月原)は2000年3月にブータンを訪れ、ブータンにおけるチベット難民の生活や教育状況についての調査を行った。2000年2月に本年度第2回目の打ち合わせを行い、初年度参加の野村(ゾンカ語)および第2年度参加の今井(農村教育)を加えて、研究成果の発表について「ヒマラヤ学誌」への寄稿を含めて検討を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 辻本 雅史: "ヒマラヤ高所山岳地帯の教育調査-ブータンフィールド調査の試み-"日本教育史往来. 119. 1-2 (1999)
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[Publications] Yasushi MAEHIRA: "Women. Children. World system"Lifelong Education and Libraries. 1. (2000)
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[Publications] 杉本 均: "ブータン王国における公教育と青年の意識:伝統と近代"ヒマラヤ学誌. 7. (2000)
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[Publications] 杉本 均: "ブータン王国における教育的発展と価値教育"アジア教育研究報告. 1. 31-51 (2000)
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[Publications] 安井眞奈美: "数でたどる人生儀礼"本の窓. 2000年3・4号. 10-13 (1999)
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[Publications] 安井眞奈美: "吉村典子編『出産前後の環境』講座人間と環境・第5巻"昭和堂. 29 (1999)